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十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 幻冬舎文庫
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十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 幻冬舎文庫

内館牧子(著者)

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十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 幻冬舎文庫

847

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2014/12/04
JAN 9784344422742

十二単衣を着た悪魔

¥847

商品レビュー

4.3

75件のお客様レビュー

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2024/11/15

4.5 最初はコメディーだと思って読み始めたので、だいぶ本格的な源氏物語が出てきて良い衝撃を受けた。 源氏物語がどんな話かは知らない私でも、現代風の言葉でわかりやすく書かれている、本作は読みやすかった。源氏物語では脇役にあたる弘徽殿女御にフォーカスして話は展開される。私は本を読む...

4.5 最初はコメディーだと思って読み始めたので、だいぶ本格的な源氏物語が出てきて良い衝撃を受けた。 源氏物語がどんな話かは知らない私でも、現代風の言葉でわかりやすく書かれている、本作は読みやすかった。源氏物語では脇役にあたる弘徽殿女御にフォーカスして話は展開される。私は本を読むとき、いつも主人公やその周辺の人物ばかり注力してみてしまうので、脇役のことが気に入り、本まで書き上げてしまう作者は面白いなぁと思った。1000年以上も前に書かれた源氏物語が今も現代に伝わっているなんて本当に凄いことだと思う。文学の素晴らしさを改めて感じる1冊でした。

Posted by ブクログ

2024/11/01

源氏物語に興味がある人の一歩目にちょうどいいと思います。 主人公が、いきなり迷い込んだ源氏物語の世界を受け入れるのが早かったり…非凡だと言うのに適応能力が高かったり…少し突っかかる部分がありました。ただとても読みやすく、平安時代の人間関係や思惑などが覗き見てれて内容も面白いので、...

源氏物語に興味がある人の一歩目にちょうどいいと思います。 主人公が、いきなり迷い込んだ源氏物語の世界を受け入れるのが早かったり…非凡だと言うのに適応能力が高かったり…少し突っかかる部分がありました。ただとても読みやすく、平安時代の人間関係や思惑などが覗き見てれて内容も面白いので、すぐ読み終わりました。

Posted by ブクログ

2024/09/03

正直なところ私は源氏物語は全く詳しくなく、ほぼ何も知らない状態から読んだ。 しかしとても読みやすく、面白く、サクサク読むことができた。 内容的には最近流行りの異世界転生ものっぽい感じがあり、物語序盤で主人公が手にするあらすじ本が言わば未来視のチートアイテムのような感じもある。 ...

正直なところ私は源氏物語は全く詳しくなく、ほぼ何も知らない状態から読んだ。 しかしとても読みやすく、面白く、サクサク読むことができた。 内容的には最近流行りの異世界転生ものっぽい感じがあり、物語序盤で主人公が手にするあらすじ本が言わば未来視のチートアイテムのような感じもある。 (とか言っておきながら、実は私自身は異世界転生ものは読んだことがないのを詫びたい) そう書くと転生先でやりたい放題かと想像するが、作者自身のあとがきで記載の通り、しっかりと弘徽殿女御を中心とした源氏物語の世界に沿って話は進んでいく。 物語の中では主人公や弘徽殿女御周辺の人物の心理描写を中心として描かれており、現代の便利さなど一ミリもない平安時代の世の中でも、人の愛や嫉妬、母の強さなどは変わらないのだろうなと想像させる。 神の子とされるほどの美しさ、上品さ、人を惹きつける魅力を放つ光源氏も本作の中では性欲モンスターとして描写が強く、読んでいて呆れるというか、本当に「お前なぁ・・・」という気持ちに何度もさせられた。 私自身男性であるが、光源氏のように下半身に主導権を握られたくないものである。 ラストに向けた描写は大筋は想像通りだったものの、前向きな終幕となりすっきりした気持ちで読み終えることができた。 一番最後に衝撃だったのは、作者紹介欄に記載のあった作者の生まれ年。 1948年と書いてあり、本日時点で御年75歳。 あまりにも現代的な文で読みやすく、作者は30代かそうでなくとも40代くらいだと思っていたので、想像を遥かに超えていた驚きで読後感が吹っ飛んでしまった。 タイトルもプラダを着た悪魔をもじったのだろうと初見からわかっていたが、この映画も公開は2006年で全く想像がつかない。 作中にスマートフォンというワードも出てくるが、この本のリリースは2012年5月であり、当時のスマートフォンはiPhone 4Sの世代。 作中後半に出てくることを加味しても、執筆中はもう少し前のはずなのでiPhone4世代だと考えられる。 まさにスマホ黎明期でスマートフォンを持っている人のほうが圧倒的に少なかった時期。 そんな時代から当たり前のように作中にスマートフォンというワードが登場するあたり、作者の若さに本当に驚かされた。 最後にもしかしたらこの投稿を読んでいるかもしれないこの本を貸してくださった方へ。 4年も本借りっぱでごめんなさい。明日返します。

Posted by ブクログ

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