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けむたい後輩 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2014/12/01 |
| JAN | 9784344422889 |
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けむたい後輩
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けむたい後輩
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商品レビュー
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タイトルの「けむたい後輩」!けむたいを平仮名にしているのは煙草の煙をけむたがる後輩とけむたい存在になった後輩のどちらの意味に感じるのか私達を試しているみたいな気がする。 小樽の女子校から聖フェリシモ女子大に進学した羽柴真実子はロマンチスト。真実子の親友美里は幼稚園生の頃からの親友...
タイトルの「けむたい後輩」!けむたいを平仮名にしているのは煙草の煙をけむたがる後輩とけむたい存在になった後輩のどちらの意味に感じるのか私達を試しているみたいな気がする。 小樽の女子校から聖フェリシモ女子大に進学した羽柴真実子はロマンチスト。真実子の親友美里は幼稚園生の頃からの親友でキー局のアナウンサー志望のアナリスト。そして何よりも真実子の憧れの人栞子はナルシスト。横浜のレトロな建築やユーミンの歌の舞台になった根岸のドルフィン渋澤龍彦の住んだ鎌倉の喫茶店などの描写ご実に楽しい。確かに街歩きが小説内でアクセントになっている。柚木麻子は「フラヌール」をそぞろ歩きから自分探しと言う言葉に置き換えている様な気がする。誰もが精神的に居場所を探して彷徨う者たち。安住の地を見つけても又永遠にループして「フラヌール」を続ける。 最後に栞子が真実子の下に行き無理な注文をするが煙の向こうで真実子は微笑みながら「煙草消してもらえませんか?」と伝えた。やっと気づいたのだ。栞子の人生に本当に確かなものがあったとするならばそれは彼女との時間なのだ。生きるのが怖いのは自分だけなんて思うのは傲慢なのです。栞子は気がつくのが遅すぎますね〜
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玉ねぎみたいな猫背の本 湾曲が生む美しさと形が崩れる猫背を隣り合わせることをお許しください。 剥いても剥いても歪み方を変えず、重ね続けた年月をより象徴する。 歳月をかけた歪みは、生きることにおいて唯一の美しさでないか。 ライオンはたてがみで勇ましさを表し己の魅力を引き出す。...
玉ねぎみたいな猫背の本 湾曲が生む美しさと形が崩れる猫背を隣り合わせることをお許しください。 剥いても剥いても歪み方を変えず、重ね続けた年月をより象徴する。 歳月をかけた歪みは、生きることにおいて唯一の美しさでないか。 ライオンはたてがみで勇ましさを表し己の魅力を引き出す。執拗に手入れを施す人間は、何を得るのだろう。 変わりゆく関係の軋みが小さなヒビみたいに動く。 学生ならではの視野の狭さが昔の私を小突くようで、微笑ましい。 誰もが持ち合わせる自尊心に、爪を立てるような描写が多い。代わる代わる傷つく側に憑依してしまうのは、傷つきたいからなのか、それとも己の窪みたるものに気づいているからなのか。 ポッキーの何もかかっていない部分の美味しさに気づくような心情の変化に奥歯が締まる。 感情の杞憂がものがたる人生という長い修行を、不意に携帯の画面が落ち己の姿が映るように照らしてくる。 己の落ち度を理解し、直向きに努力を積んだ人間の恐ろしさは計り知れない。以前、うつつを抜かした私を悠々と超えていき、なお不安が募り努力を続ける友人がいた。そして何よりも強い直向きさがその人格を強化し続けた。1人で歩くとこけてしまうのでないか、心細いのでないかと甘んじて心配の目を送る私に芯が太い言葉を呈した彼女を思い出した。 会いたい。
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お金持ちの家に生まれ物質的に豊かであっても、絶対的に精神的に豊かになれるというわけではない。与えられた環境で、いかに精神的に成熟できるかが、人生を進めていくうえで大切なことなのだと感じた。 どの登場人物も承認欲求が強く、信奉してくれる誰か、もしくは信奉できる誰かがいなければ不安...
お金持ちの家に生まれ物質的に豊かであっても、絶対的に精神的に豊かになれるというわけではない。与えられた環境で、いかに精神的に成熟できるかが、人生を進めていくうえで大切なことなのだと感じた。 どの登場人物も承認欲求が強く、信奉してくれる誰か、もしくは信奉できる誰かがいなければ不安定な状態。共感できる人はいなかった。だけど、真実子が最後のほうで「どうしてプロの私が、黒木さんのために企画を考えなきゃいけないんですか?」「煙草消してもらえませんか?」と発言したのは、よくぞ言った!と拍手を送りたくなる瞬間だった。 お嬢様キャラが出てくる小説は別世界を見ているようで面白い。
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