商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2014/12/04 |
| JAN | 9784167902483 |
- 書籍
- 文庫
侠飯(1)
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侠飯(1)
¥649
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商品レビュー
3.7
127件のお客様レビュー
めちゃくちゃ面白かった 文章のほとんどが会話であるため非常に読みやすくすぐに読み終えてしまった、登場人物のキャラが立っていて会話がとても面白い 料理の描写がリアルすぎてとてもお腹が減った笑 最後の展開は泣けた
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なんだかよくある系の話かと思って読み始めたら予想以上に面白かった笑 なんだか不覚にも最後にはホロリとくる場面もあり。 お腹がへった!
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任侠×グルメという奇抜な設定に惹かれて読み始めたが、単なる「コミカルな飯テロ小説」の枠に収まらない、なかなか面白い作品だった。 最初の「米の研ぎ方」のシーンから、まずガツンとやられる。水を早く捨てる理由など、理屈はよく分かっている。今の優秀な炊飯器はそれだけで美味しいご飯を炊い...
任侠×グルメという奇抜な設定に惹かれて読み始めたが、単なる「コミカルな飯テロ小説」の枠に収まらない、なかなか面白い作品だった。 最初の「米の研ぎ方」のシーンから、まずガツンとやられる。水を早く捨てる理由など、理屈はよく分かっている。今の優秀な炊飯器はそれだけで美味しいご飯を炊いてくれるため、わざわざ作中にあるような研ぎ方は普段しない。だからこそ、あの柳刃さんがそこへ徹底的にこだわる姿に驚き、一気に物語に引き込まれた。 また、作中に登場する「オイルサーディンを缶ごと温める料理」を読んだときは思わずニヤリとした。実は昔、スナックで食べたことがあったのだが、作中で「場末のスナックの定番」と語られていて、「あぁ、確かにあそこは場末だったな」と、当時の雰囲気がリアルに蘇ってきた。 缶ビールをグラスに注ぐ理由など、真似したくなるようなちょっとした工夫が満載だ。 ただ、柳刃さんが時折見せる高級食材や一級品の調味料へのこだわりには、「結局、美味しいものって素材かよ!」と突っ込みたくなる。 安い食材を工夫で美味しくするノウハウを教えてくれる一方で、本物の素材の美味さには一切妥協しない。この、道具や素材にトコトンこだわる姿勢は、どこか男性ならではの料理目線(男のこだわり)のようにも感じられる。 主人公の良太は、勉強が嫌いなのに大学に入り、働くのが嫌なのに就職活動をしている、本当にリアルで等身大な大学生だ。最初は完全に胃袋を掴まれて柳刃さんに従っているが、目の前の飯一粒にすら一切の妥協をしない姿を前にして、良太は自分の「スカスカな甘え(弱さ)」を直視することになる。 「いただきます」「ごちそうさまでした」という日本ならではの美しい言葉を大切にし、筋道を通して料理を作る柳刃さんの背中から、良太は「自分の弱さを認める勇気」をもらい、泥臭く成長していく。 強面な柳刃さんが作る温かい食卓のギャップを楽しく読み進めていくと……ラストは完全に「騙された〜!」の一言に尽きる。 これまでの全ての伏線が一気に回収されるような仕掛けになっていて、その裏切られ方が全く不快ではなく、実に見事な大どんでん返しだった。 読み終わった後の風通しの良いクリアな読後感が心地よく、自分も丁寧に、心を込めてご飯を味わいたくなる1冊だった。
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