商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2014/11/01 |
JAN | 9784309206653 |
- 書籍
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黄金時代
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
前半は正直退屈だった。 後半の『本』の話になった途端、面白くなった。 全部これでも良いかもと思える内容。 千夜一夜物語風なの納得。
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増殖を繰り返すが根源には無への志向を孕んだ本。 自由に書き足し書き換え可能とはつまりwikipediaのことだ。 こういうアイデアは決して新機軸ではなく、むしろ古いくらいだ。 だから少しだけ退屈を感じてしまったのは正直な感想。 しかし読後、他の本になかなか移れず、細部を思い出し...
増殖を繰り返すが根源には無への志向を孕んだ本。 自由に書き足し書き換え可能とはつまりwikipediaのことだ。 こういうアイデアは決して新機軸ではなく、むしろ古いくらいだ。 だから少しだけ退屈を感じてしまったのは正直な感想。 しかし読後、他の本になかなか移れず、細部を思い出してしまう。 結局すぐに再読して、細かなストーリーを抜き書きしてしまった。 つまりは魅力的な読書体験となった。 前半、文化人類学的に島民の生活を描いた上で、後半にその本の話に移行するからこそ、幻想味が備わる。 構成の妙。 千夜一夜物語、イタロ・カルヴィーノ、スティーブン・ミルハウザー、ミヒャエル・エンデ、ガルシア=マルケス、レーモン・ルーセル、ソシュール、マラルメ、スウィフト、レヴィ=ストロース、もちろんボルヘス。 他の人の感想を拾うといろいろな先行作家の名前が挙がるが、個人的にはここに、ミケランジェロ・アントニオーニ「欲望」(フリオ・コルタサル「悪魔の涎」)を足しておきたい。
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後半の本の中の物語ももちろん良いけど、前半の泥棒女が語る絵の話もよかった。物語は全て自分に帰ってくる?自分を映す鏡?難解で、読みにくくても、いい文学はあるのだ。
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