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ベルリンに一人死す
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ベルリンに一人死す

ハンス・ファラダ(著者), 赤根洋子(訳者)

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ベルリンに一人死す

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2014/11/01
JAN 9784622077039

ベルリンに一人死す

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商品レビュー

4.7

10件のお客様レビュー

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2023/08/03

実話ベースというのが驚きです。小学生の時に「アンネの日記」を読んで以来、ホロコーストモノは何百冊か読んできました。主人公夫婦の絶望の中の勇気、そして周囲の人々の様々な反応。傑作です。映画も面白かったでした。

Posted by ブクログ

2022/09/01

ナチス支配下の独逸、そこで生きていた草の根の ある男性の実録。 細部迄張り詰めた狂気と恐怖が余すところなく描かれた作品は1946、ベルリンに有ったソ連占領地域内で執筆された。 しかし、陽の目を見る事も無く2011完訳という形で世に問われることになった。 余りの内容に、最後まで余...

ナチス支配下の独逸、そこで生きていた草の根の ある男性の実録。 細部迄張り詰めた狂気と恐怖が余すところなく描かれた作品は1946、ベルリンに有ったソ連占領地域内で執筆された。 しかし、陽の目を見る事も無く2011完訳という形で世に問われることになった。 余りの内容に、最後まで余すことなく一行一行追い続け、とても一気読みできるものではない内容、描写、一人ひとりの動き・呟き。 仕事の傍ら、読んで読み貯めて心に問うて、彼オットー・クヴァンゲル、妻アンナへの空間へ寄り添う想いで読み上げた600頁2段組み。 生涯のベストに入る作品である。 この類の作品には付き物のヒトラー、幹部、SS将校は出てこない。 当時そこいらじゅうにはびこった告知魔、ナチスと同様に非情だったソ連の抵抗勢力のやつら・・・リアルストーリーを軸のサイドストーリーをフィクションで膨らませて結果は震撼させる読み物に仕上がった。   ラスト50頁余はますます一語一文たりとも見逃せないオットー、アンナ、そして弟や同房者の博士との語りで終焉へ繋がって行き、息もつけない。 一人息子の死で始めたはがきによる告発、終えてみれば285枚の殆どは当局へ没収され、配達された数枚もどんな波紋を描いたか・・という~オットーが口に含んだアンプルは処刑直前に思わぬ結果、もっと早く呑み込むべきだったという衝撃は凄い。 そしてアンナは逮捕されたその時間から夫の最期は全く知ること無く、「その時」へ近づいて行く・・が思う事は「オットーに恥ずかしくない行動をとらなければ」という一念。 原題「誰もが一人で死んでいく」はラスト、同房者のラインハルト博士との語りで出てくる博士の言葉~オットーが自分らの行動は無意味だったのでしょうねというあとで「抵抗は何の為…正しきもの故救われるのです」と答えるところに凝縮されていた。 全世界の魂の遺産というのがふさわしい作品だった。

Posted by ブクログ

2021/01/29

1940年、ベルリンの街はナチスの恐怖政治に凍りついていた。政治のごたごたに関わらないよう静かに暮らしていた職工長オットー。しかし一人息子の戦死の報せを受け取ったのち、彼と妻アンナは思いもかけぬ抵抗運動を開始する。ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去るのだ。この...

1940年、ベルリンの街はナチスの恐怖政治に凍りついていた。政治のごたごたに関わらないよう静かに暮らしていた職工長オットー。しかし一人息子の戦死の報せを受け取ったのち、彼と妻アンナは思いもかけぬ抵抗運動を開始する。ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去るのだ。この行為はたちまちゲシュタポの注意をひき、命懸けの追跡劇が始まる…。

Posted by ブクログ

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