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武士の絵日記 幕末の暮らしと住まいの風景 角川ソフィア文庫
1,012円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2014/11/22 |
JAN | 9784044092177 |
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武士の絵日記
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武士の絵日記
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
江戸末期の武士の衣食住を見ることができる。部屋の様子や食器や日用品や、細かいところも描いてくれているから、今後江戸モノの時代小説など読んで場面を思い浮かべるのに参考になる。日記にはほぼ毎日の食事の記録も書いてあるようで、八杯豆腐というのはそのうち作ってみたいと思う。中盤の武士の住...
江戸末期の武士の衣食住を見ることができる。部屋の様子や食器や日用品や、細かいところも描いてくれているから、今後江戸モノの時代小説など読んで場面を思い浮かべるのに参考になる。日記にはほぼ毎日の食事の記録も書いてあるようで、八杯豆腐というのはそのうち作ってみたいと思う。中盤の武士の住まいに関する考察は、やや、退屈ではあった。が、その中で、障子と襖は日本独自の創造、発明である、というのは、へぇ、だ。
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幕末に生きた忍藩(埼玉県行田市)の下級武士の絵日記についてまとめた一冊。 彼は元々は中級武士であったが、藩政批判をしたために禄を減らされ、妹夫婦の家に居候し、毎日のように近所の友人の家や寺を訪れ、酒を飲んでいる。1日に数件の家で飲むこともしょっちゅう。二日酔いもしょっちゅう。たまに居酒屋(料亭?)で飲むこともあり、重陽の式典に着ていく服もないほど貧乏しているのに、よく金が続くな、という生活。ただ絵を描くのが上手かったらしく、知人んに屏風や扇に絵を書いて酒代にしていたようである。 この本はテーマごと(自宅での飲み会、友人宅での飲み会、寺での飲み会、居酒屋での飲み会など)に分けて書いてあり時系列にはなっていないので、彼が時代を通してどんな毎日を送ったのかはいまいちよく分からない。 また途中に中級・下級武家の屋敷についての論述があり、主人公の日記とは全く離れてしまっている。 ほぼ毎ページに絵日記が掲載されているが、如何せん印刷が薄くて、登場人物の表情など細かいところはほとんどよく分からない。
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忍藩の下級武士尾崎石城が日記を書いた約二年間の記録である。家族や寺の和尚、町の人々と上下貴賎の別なく酒や食など楽しみ、また人に対して情けをかけ国を憂い、真剣に考えていた当時の人々の息吹きを感じられる一冊。石城は明治初年40代で没しており、日記に登場していた人々のその後もわかってい...
忍藩の下級武士尾崎石城が日記を書いた約二年間の記録である。家族や寺の和尚、町の人々と上下貴賎の別なく酒や食など楽しみ、また人に対して情けをかけ国を憂い、真剣に考えていた当時の人々の息吹きを感じられる一冊。石城は明治初年40代で没しており、日記に登場していた人々のその後もわかっていないが、当時の人々が決して貧しいだけの暮らしをしていた訳ではなく、そこには相互扶助の精神が底流に流れ行き渡っていた。現代人は個々の生活を大事にするあまり江戸時代の日本人が持っていた助け合いの精神が欠如してきている。今一度当時の人々に思いを馳せ学ぶ事があるのではないかと考えさせられた一冊である。
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