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ヤモリ、カエル、シジミチョウ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2014/11/07 |
JAN | 9784022512291 |
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ヤモリ、カエル、シジミチョウ
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商品レビュー
3.4
76件のお客様レビュー
大人になった拓人も見てみたいような、でも拓人の世界が成人になっても有り続けて欲しかった。だから最後の大人になって姉にカエル食べたかを尋ねたところで終わるのは一気に現実に引き戻されて余韻に浸れなかった。拓人からたくさんのキレイな音が脳に溢れ出、鮮やかな色が散りばめられ大人たちの世界...
大人になった拓人も見てみたいような、でも拓人の世界が成人になっても有り続けて欲しかった。だから最後の大人になって姉にカエル食べたかを尋ねたところで終わるのは一気に現実に引き戻されて余韻に浸れなかった。拓人からたくさんのキレイな音が脳に溢れ出、鮮やかな色が散りばめられ大人たちの世界とは別の言葉のない自由な世界に招待され濃密な時間を拓人とイクミと一緒に過ごせた有意義な時間でした。ラストがショックだったけど。
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装丁が綺麗だったので借りてみました。 名前は見かけたことあるのですが代表作とか思いだせない。はじめての作家さんでした。 はじまりがきついなあ。各章の切り替わりが早くって順番に視点が替わるから情報過多で処理できない。 無口な幼稚園児(拓人)と弟思いの姉(育実)、フラッシュバックの...
装丁が綺麗だったので借りてみました。 名前は見かけたことあるのですが代表作とか思いだせない。はじめての作家さんでした。 はじまりがきついなあ。各章の切り替わりが早くって順番に視点が替わるから情報過多で処理できない。 無口な幼稚園児(拓人)と弟思いの姉(育実)、フラッシュバックの母親(奈緒)と、家を何日も空ける父親(耕作)。 その不倫相手(真雪)と不穏な空気を感じつつ。 霊園管理の不器用で生真面目そうなバツイチ(児島)。 姉弟のピアノ教室の先生(千波)に母親(志乃) それに、隣のTV好きのおばちゃん(倫子だったかな)・・ 人多すぎて過積載で許容量オーバーしてるので焦点が定まらない。 淡々と流れていく時間の中にあって、テキストを読んでるような苦手意識が働き誰にも憑依できない。 これほどまでに疎外感を感じさせる物語ははじめてかも いや、先日よんだキノコの話もそうだったような・・ けどあれは、キノコだったので無視されてもなんとも思わなかったのですが、今度は言葉の通じる人間で同じ言語を用いる日本人なのに、感情移入する隙を与えてくれないのだ。 ぎこちない家族関係に絶妙なバランスを保ちながら歩いてる感じ。背中を押したら転がっていきそうなんだけど踏みとどまっている。現状維持、これは日常そのものかも。 慌ただしい大人の世界とゆっくり流れる子供の世界、幼稚園児の章は、すべてひらがな表記で読みづらい仕掛けがあったりで、忍耐強く接するのがストレスでした。 それに比べ漢字かな交じり書体はスラスラ読める。そういったリズム感の違いを感じさせるのも演出のうちだとは思うのですが私には無理でした。中盤過ぎると、ひらがな地獄に耐えられなくなり幼稚園児の部分は消去法使って外して読むことにしましたww まあ他人の子供だしね。離婚を決意できない奈緒とか、不倫相手の真雪とか、妻子はいるけど彼女はいないとかのたまいそうな男にはいい環境かも。で興味なし。 私は、何を期待してたのだろうって。修羅場を迎え人が不幸になることだったのかって思うとなんだか落ちこんでしまいました。 ピアノの先生が婚約解消したのはナイス判断って思えたかな。 最後は子供たち大人になってるとかww 時間だけが過ぎて行ったような歯がゆさに、後ろから不意に膝カックンされたかんじでした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
再読。 初めて読んだ時は拓人のひらがなの箇所に閉口したけど、慣れたからか今回は独特な世界観を楽しめた気がした。 それにしてもラスト、全然覚えてなかった。ビックリした。 さ、次は去年の雪を読む。 江國さんにどっぷり浸かる幸せを噛み締める。
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