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偽装された自画像 画家はこうして嘘をつく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2014/10/01 |
JAN | 9784396615062 |
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偽装された自画像
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偽装された自画像
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
面白い。私のような初心者には、 ちょっとかじったくらいの初心者には あらためて絵画って面白いなー、と 思わせてくれた本。 絵画の中でも自画像は謎が多くて面白い。 この本の中でも書かれているとおり、 やっぱり解説を読んで観たほうがいい、 観ないともったいないよな、と思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自画像を主題として時代背景など踏まえ各アーティストの作品等を紹介していく本。 「偽装された自画像」というタイトルを見て、色々事情が合って変更させられてしまった自画像の話を集めたのかと思ったけどそうではなかった。 美術界で「偽装」という言葉は悪い意味ではないらしい。後書きで作者は ”本書でも、この偽装という言葉を、本来この語が持っている否定的なニュアンスを含まずに、(略)つまり絵画に施された誇張や歪曲、演出など、画家のたくらみ全般を指している” と書いていて、本書はその通り、どういう意図で作者が自画像を描いたのか、または依頼された作品の中に自画像を紛れ込ませたのか、など分かりやすく解説されている。 タイトルで想像した内容と違ったものの面白かったけれど、後書きを読まないとタイトルの意図が分からないのは、それこそ「偽装」されているからか?
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美術史家アーウィン・パノフスキーは、初期ネーデルランド絵画の特徴のひとつを「偽装された象徴主義」と表現し、中世の作家たちの直接的な表現に対して、自然な描写に見えるものの中に意味が隠されていると言う。この本は、一見写実的なはずだと思われる自画像こそ偽装されたものだということを、ボッ...
美術史家アーウィン・パノフスキーは、初期ネーデルランド絵画の特徴のひとつを「偽装された象徴主義」と表現し、中世の作家たちの直接的な表現に対して、自然な描写に見えるものの中に意味が隠されていると言う。この本は、一見写実的なはずだと思われる自画像こそ偽装されたものだということを、ボッティチェルリからフリーダ・カーロまでの20人の自画像で示しているのだ。画家個人の事情とともに、時代背景までも分かりやすく説明している。美術史の流れも分かる。実に知的に面白い本だ。一番恐ろしい自画像は、ヴィクトル・ブローネルのものか、いやレオン・スピリアルトのものか。
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