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使える経営学
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使える経営学

杉野幹人(著者)

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使える経営学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2014/10/24
JAN 9784492502624

使える経営学

¥1,760

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2015/12/11

アカデミックな世界における経営学者としての顔と、実務の世界における経営コンサルタントとしての顔を併せ持つ著者が、一般に「実務では使えない」とされる経営学の理論について、既存のフレームや世界観に囚われることなく、新たな観点から問題を深く考えることができる「アンラーニング」という効果...

アカデミックな世界における経営学者としての顔と、実務の世界における経営コンサルタントとしての顔を併せ持つ著者が、一般に「実務では使えない」とされる経営学の理論について、既存のフレームや世界観に囚われることなく、新たな観点から問題を深く考えることができる「アンラーニング」という効果こそが、実務における経営学のメリットであるということを提示する。 著者によれば、実務における経営学の利用方法としては、新しい問題を解決する側面において、大きく3つの手法が存在するとされる。 ①既存の問題解決方法が有効でない場合、経営学の理論が新たな問題解決の仮説の一部やその仮説構築の観点を提供してくれる ②既存の問題解決方法を短絡的に引っ張り出してきて、強引な問題解決をしようとしてしまう傾向にストップをかけ、他の解決策やその仮説に目を向けさせてくれる ③既存の問題解決方法と経営学の理論による問題解決方法の両方を、いつでも引き出せるストックとして頭の中に蓄積し、自由に問題解決の仮説を検討することができる いわば①の状態は経営学の理論が直接的に役に立つのに対して、②と③の状態は、短絡的な思考を食い止める、もしくは新たな思考の手がかりとなるという点で間接的に役に立つ方法論である。この②・③こそが、経営学の「アンラーニング」という概念に該当する。 では、具体的にどのような場面でこの「アンラーニング」、つまり固定観念のリセットと問題にゼロベースで向かい合う力が身につくのか。 その観点として、著者が提示するのは4つの「アンラーニング」である。 1.役割のアンラーニング:ある手段が、事前に想定されている目的に対する役割とは別に、見落としてしまっている別の目的に対する役割を実は果たしているということに気づくことができる 2.選択肢のアンラーニング:ある目的を果たすための役割が、事前に想定されているある役割とは別に複数存在していることに気づくことができる 3.条件のアンラーニング:ある手段と目的との関係において、実はそのセットが機能するための条件が隠れていることに気づくことができる 4.関係性のアンラーニング:ある手段と目的との関係において、「隠れた第三因子」がその論理の前提になっていることに気づくことができる これら4つの「アンラーニング」のそれぞれについて、企業活動においてよく陥りがちな通説的思考(例:特許や新製品開発に役立つ技術を生み出せない研究開発部門は無意味である、受け手のやる気さえあればベストプラクティスの組織間移転は成功する、企業内部の社員の活動こそがイノベーションを生み出す、経営陣のコミュニケーションは多くあるべきである、等)を明らかにした上で、どのような最新経営学の理論が、これらの「アンラーニング」を促進するのかを、豊富な事例と共に解説される。 なかなかなじみのない最新の経営学研究の一端に触れることができると共に、それらを実務に生かす方法論が明確にまとめられており、経営学に興味のある実務家にとっては有益な一冊。

Posted by ブクログ

2015/01/27

Amazonでもブクログでも評価は高めだが個人的にはそんなに。 「アンラーニングしろ!」と繰り返してる部分が非常に多く、読み飛ばしたところが多かった。 アンラーニング 自分の経験からくる持論を捨てて、新たな視点で物事を見ましょう。 というのはわかるけど、 その主張を除けば、...

Amazonでもブクログでも評価は高めだが個人的にはそんなに。 「アンラーニングしろ!」と繰り返してる部分が非常に多く、読み飛ばしたところが多かった。 アンラーニング 自分の経験からくる持論を捨てて、新たな視点で物事を見ましょう。 というのはわかるけど、 その主張を除けば、ありがちな事例紹介で、事例自体もそんなに印象に残るものがなかった。

Posted by ブクログ

2014/11/19

あっという間に読み切った。経営学部出身者として、恥ずかしながら、「経営学って本当に学ぶ価値があるの?」「経営学って役に立つの?」という問いに答えられない自分がいた。就職活動をしていた数年前からその問いに自信をもって答えている理系出身者が少し羨ましかった。この本は、経営学部出身者に...

あっという間に読み切った。経営学部出身者として、恥ずかしながら、「経営学って本当に学ぶ価値があるの?」「経営学って役に立つの?」という問いに答えられない自分がいた。就職活動をしていた数年前からその問いに自信をもって答えている理系出身者が少し羨ましかった。この本は、経営学部出身者にこそ、読んでほしい。経営学は経営における思い込みを防いでゼロベースで考えて働けるようになるためにあるというのが、この本の主張。その点からこれまでのキャリアを考えると、びっくりするほど腹落ちする。なんか自分のキャリアを冷静に見つめなおせた。

Posted by ブクログ

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