商品詳細
内容紹介 | //付属品~別冊解答付 |
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販売会社/発売会社 | 語学春秋社 |
発売年月日 | 2014/03/31 |
JAN | 9784875687504 |
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英作文 講義の実況中継
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英作文 講義の実況中継
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PART1の「英作文のツボ」では、文法項目別に短文の英作文を練習するもので、受験生の間違いやすいポイントを中心に練習できる。全体の半分以上はこのPART1で、この部分が中心。PART2は「これを英語でどう言うの?」と題して、「最近」、「恥ずかしい」、「近くの」、「わかる」などの...
PART1の「英作文のツボ」では、文法項目別に短文の英作文を練習するもので、受験生の間違いやすいポイントを中心に練習できる。全体の半分以上はこのPART1で、この部分が中心。PART2は「これを英語でどう言うの?」と題して、「最近」、「恥ずかしい」、「近くの」、「わかる」などの63の頻出表現について、似た意味を持つ複数の単語や表現の使い方や語法を解説している。最後にPART3で「自由英作文の完全攻略」と題して、エッセイ・ライティングや説明問題の基本的な構成と書き方、使える表現が載っている。 解説してある事項は基本なので、高2くらいで読むとちょうど良い気がするが、PART1の「例題」はヒントなしではちょっと難しい問題も含まれていて、見かけよりはチャレンジングな感じ。英語が得意な人にはいいかもしれない。 いくつか初めて聞いたユニークな解説が面白いと思ったけど、有効なのかどうか?例えば「この『~しちゃってさあ』というカンジが現在完了」(p.22)ということで、「『~しちゃってさあ』→現在完了、『~した』→過去形」(同)ということらしい。p.23の「一般論を述べる文は現在形と現在完了形だけで書く」というのは分かりやすいと思った。It is 形容詞の後、thatがto不定詞かは「『~が』をとっても成り立つ場合→for人to不定詞、『~が』をとって成り立たない場合→that節」(p.118)というのも初めて聞いた。 あと分かりやすい説明としては「『~ために』イコール"for"だ、という思いこみともう1つ、『~によって』イコール"by"というビョーキもあります(笑)」(p.145)というのは割と多くの受験生がはまりやすいところだと思う。「受身の文以外では絶対にbyを使わない」(同)と言われると、かなり印象に残るのではないだろうか。「(分詞構文を使う場合)明らかに時間に"先⇔後"の関係があるときは、その順番通りに書く」(p.181)というのもわざわざ説明したことない気がする。だから"He read a magazine waiting for her."は変だ(p.180)、とか言われればそうだなと思う。 他にも盲点としては、cannot help ~ingは「~せざるをえない」ではなく「無意識についつい~してしまう」(p.49)と覚えた方がよい、とか。"It is said that S+Vと言うカタチは、世間の定説にしか、使えない」(p.157)というのも、確かに生徒に言わないとなんでもかんでもこれになりがち、というのは分かる。PART2で、leaveとforgetの話だけれど、「ただし、家に置いてきてしまうというときには、forgetも使える」(p.196)というのは初めて聞いた。確かに「置き忘れる」の意味でforgetを使っている文はたくさん見たことがあるが、それは「家に置き忘れた」場合だったのかなあ?と思う。最後の盲点は「昨日パソコンが壊れた」のような「『壊れる』という動作は、英語にはなかなかうまい表現がない。」(p.204)というのは盲点かもしれない。Something has been wrong with my PC since yesterday.なんて、誰も書けないだろう、とか思ってしまう。「増えている」の書き方は"People who... are increasing in number. "(p.113)で最後にin numberを入れればこの書き方が出来るのか、と気づいた。 学べる部分が多く、これが必要になる国公立の受験生が高3になって始めると、もしかすると既に遅いかもしれない。あとはこの著者の人柄が好きになれるか…?という感じ(しょっぱなのガイダンス部分からナルシスティックな話をされるのがどうしても気に入らず、その後の「わはっはっ、ひっかかったな!」(p.42)、「うふふ、混乱したな?」(p.109)みたいな部分が素直に受け入れられなくなるという)。それからPART3の自由英作文は日本人に対するethnic discriminationのようなイラストとか「手紙を書く」とか、題材が古い感じがするし、同年代の知人への手紙文にしては文体が堅すぎて変なんじゃないかとか、Part1の話だけど"Everyone was surprised at the case being solved suddenly."と書いて「『かわいそうに。受験英語の知識で頭がいっぱいなんだな』と同情しながら大きく減点する」(p.175)なんて、少なくとも日本人の採点者ならそんなこと思わないんじゃないだろうか、とか色々思うところがあるのだけれど、受験英作文の定番講師の本だけあって、必要最低限なノウハウは学べる。(21/06/13)
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