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セロニアス・モンクのいた風景
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セロニアス・モンクのいた風景

ロレイン・ゴードン(著者), スティーブ・レイシー(著者), メアリ・ルウ・ウィリアムズ(著者), トマス・フィッタリング(著者), 村上春樹(訳者)

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セロニアス・モンクのいた風景

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/10/01
JAN 9784105063122

セロニアス・モンクのいた風景

¥2,200

商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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2023/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このような本を普段あまり(ほとんど)読まない。僕の経験から言うと、小説ほどその世界に浸れないためか、いささか退屈な気がするからだ。 でもこんな本を読みながら1人で夜を過ごすのも悪くないな、と思う。 モンクの良くも悪くもある個性も今までより、「それはそういうものなのだ」と考えるようになった。 セロニアスモンクは何かのメタファー、、、ではないな。なんでもない。 時代のイメージがつくから、グリーンブックって映画観てから読むのがおすすめ。

Posted by ブクログ

2022/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

モンクの曲は、本当に不思議な魅力を持っている。レコードをかけるときに、ふとタバコをふかした横顔がチラッと思い出されて、思わずかけてしまう。モンクのことを綴る音楽雑誌などから、村上春樹が選んだ言葉たち。ドラッグと、音楽への愛に満ち溢れた、天才の話は、ニューヨークのバップの勃興期にあって、黒人という存在、貧困やいろいろな困難がある時代だったのだろう。 ユニークかつ、繊細は音は、やっぱり時代の寵児なんだろうな、と思わせる。

Posted by ブクログ

2021/01/11

最近セロニアス・モンクの曲を聴くことが多くなった。大好きな春樹さんが編集、翻訳した本ということで読むことに(^^)/ 付箋 ・まわりにいる人々にモンクの音楽の素晴らしさを伝えたいと思っても、言葉でそれを具体的に表すことができなかった。本当に大事なものを、本当に深いものを誰かと共有...

最近セロニアス・モンクの曲を聴くことが多くなった。大好きな春樹さんが編集、翻訳した本ということで読むことに(^^)/ 付箋 ・まわりにいる人々にモンクの音楽の素晴らしさを伝えたいと思っても、言葉でそれを具体的に表すことができなかった。本当に大事なものを、本当に深いものを誰かと共有するには、言葉はむしろ余計なものになってしまう。僕はそれを痛いほど実感した。しかしもしそうだとして、言葉を抜きにして、僕らはいったいどうやって人の心に近接することができるのだろう?(中略)いつか何かのかたちで、人にうまく伝えることができるようになればと思って いろんな孤独のかたちをひたすら拾いあつめていたような気がする。 ・彼がしゃべるかしゃべらないかなんて、私たちにとってはどうでもいいことだ。彼はピアノで大きく豊かに語りかけてきた。 ・LP『リフレクションズ』スティーブレイシー ・大事なのはその場にいて、いつでも準備ができていることだ ・ジャズというのは「真夜中前後round midnight」に聴くのがいちばん良いと信じていた。 ・『カミング・オン・ザ・ハドソン』モンクの人生の新たな段階の約束されたスタートを輝かしく刻んでいる。 ・モンクの最も愛好する曲のひとつ『我と共に耐えよAbide with Me』プロテスタントの賛美歌 ・「誠実さ」音楽的追求と音楽的意義への献身を意味する ・それがマイナー・コードだと、どうすればわかるかだと?だってそれはもともとマイナー・コードだからさ。三度をとばしたマイナー・コードなのさ! ・『ネリーと共にいる黄昏Crepuscule with Nellie』深い愛情のこもった音楽 ジョルジュドゥラトゥールの肖像画 ・言うまでもないことだが、優れた音楽というのは一人で黙ってじっくりと聴き込めばいいわけであって、それについていちいち能書きを垂れたり、講釈をしたりする必要はない。実にそのとおりだ。まったく異論はない。とはいえ一方で、その音楽が素晴らしいものであればあるほど、それについて熱く語りたくなるものだし、その音楽の生まれた背景や事情を、少しでも詳しく知りたくなるものだ。これもまた紛れもない事実である。

Posted by ブクログ