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新訳 ナサニエル・ホーソーン珠玉短編集 生誕二百十周年・没後百五十周年記念
2,640円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京図書出版 |
| 発売年月日 | 2014/09/01 |
| JAN | 9784862237811 |
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新訳 ナサニエル・ホーソーン珠玉短編集 生誕二百十周年・没後百五十周年記念
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新訳 ナサニエル・ホーソーン珠玉短編集 生誕二百十周年・没後百五十周年記念
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奇想な設定を用意して読者をつかみ、人間のポジティブな部分とネガティブな部分を寓話的に描きながら、あなたならどうする?どう思う?という問題提起をする。この、あなたならどう思う?という問いかけこそが小説の小説たる部分で、作者はここで自分の考えを書かずに読書に考えさせるのが肝だ。村上春...
奇想な設定を用意して読者をつかみ、人間のポジティブな部分とネガティブな部分を寓話的に描きながら、あなたならどうする?どう思う?という問題提起をする。この、あなたならどう思う?という問いかけこそが小説の小説たる部分で、作者はここで自分の考えを書かずに読書に考えさせるのが肝だ。村上春樹もそんなこと言ってましたね。ホーソーンはその見事な手本です。何より面白い。「緋文字」なんてもう最高。 この短編集は13の短編の新訳を収録。なかでも一番読みたかったのは「ラパチーニの娘」。この話は有名なのだが翻訳がなかなかない。そもそもSFのようなホラーのような幻想小説のような話なのだ。若き研究者ジョヴァンニが恋したのはラパチーニ博士の美しい娘ベアトリーチェ。しかしラパチーニ博士は幼い頃から娘に植物の毒を投与し猛毒を持った恐ろしい身体にしてしまった。彼女のはく甘い息で虫は死に、手に取った花は枯れてしまう。 ベアトリーチェはそのような境遇にありながらもジョヴァンニを愛し彼女の立場での幸せを願う。その事実を知ったジョヴァンニは彼女を中傷し悪魔呼ばわりする。一方ラパチーニ博士はどんな力でも対抗できない素晴らしい能力を娘に与えたと考えている。それぞれの心がすれ違い、悲劇的な結末となる。あなたならどうする? 他には、妻のもとから急に姿をくらまし隣の通りで20年間にわたり別の人間になりすまして過ごし、また帰ってきて幸せに暮らした男の話「ウェイクフィールド」。 「雪少女」。娘たちが雪で作った女の子がまるで本物の人間のように動き回る。常識人のお父さんは娘たちの制止を聞かずに女の子を家の中に入れて暖炉にあたらせ溶かしてしまう。そしてホーソーンは言うのです。「自然界の現象や天の摂理がその人たちの思考体系を超越してしまいますと、たとえ、それが自分たちの目の前で起ころうとも、この人たちは絶対に認めようとはなさらないのです」 成功した親戚のモリヌー少佐を訪ねてきた『ぼく』が少佐の家はどこなのかを街の人たちに尋ねると、誰からもおかしな態度をとられるリドルストーリーのような展開の「ぼくの親戚、モリヌー少佐」などなど。 奇妙な設定の面白さはミステリーやホラー、SFでないとなかなかお目にかかれない。でもすべての小説はこうでないといけません。つかみが大事なのです。そうでないと、そもそも読む気にならないですから。
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