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JAL 虚構の再生 講談社文庫
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JAL 虚構の再生 講談社文庫

小野展克(著者)

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JAL 虚構の再生 講談社文庫

847

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2014/09/01
JAN 9784062779289

JAL 虚構の再生

¥847

商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2022/12/13

JALの再生関係の資料をあさっていて、まず手に取った本。 実際のところ、JALで何が起こったのか?について、 結構客観的に書いてあるんじゃないかと思わされる本です。 結構、稲盛さんの手腕が評価されがちですが、 それ以前に冨山さんを始めとしたタスクフォースありーの、 企業再生支援...

JALの再生関係の資料をあさっていて、まず手に取った本。 実際のところ、JALで何が起こったのか?について、 結構客観的に書いてあるんじゃないかと思わされる本です。 結構、稲盛さんの手腕が評価されがちですが、 それ以前に冨山さんを始めとしたタスクフォースありーの、 企業再生支援機構ありーの、民主党の思惑ありーので、 かなり利害関係が複雑化しています。 あまりに複雑化し過ぎていて、素人には完全理解とまではいきませんが (でも、ちゃっとゆっくり読み込めばわかります)、 この混とんとした関係性を丁寧に著者はひも解いてくれています。 しかし、国民の一人として言わせてもらうと、 みんな自分のことしか考えていない人が多くて、 とてつもなく非効率。。正直、アホらし、と思ってしまう。 例えば、「タスクフォースの分析って、結局、意味あったの?」とか。 (タスクフォースと企業再生支援機構、どっちも自分のことしか考えてないことない?) 一方、航空業界の二大巨頭の一つともなれば、 これほどまでの関係者が入り乱れるのか、という 追体験はできました。 (中々、こんな業界・会社ないよね。。 やっぱインフラ系ですかね。) そして、最初は威勢良く関与していたのに、 途中から尻すぼみ感出まくりで残念な(旧)民主党。。 彼らも残念過ぎます。。 ただ、CEOに稲盛さんを持ってきたのは、ある意味正解だったのかも。 稲盛さんは当時、民主党支持だったので、 民主党のお偉いさん方も稲盛さんに意見されたら、 言い返せなかったそうな。 これで、一つの利害関係者が封じ込まれました。 最後に著者の見解としてナルホドと思わされたのが、 JALを助けることで、ANAを苦境に陥れてはダメだってこと。 確かに、大局的に見て、JALの債権(借金)が棒引きされて、 新たな投資も得られて、ガチンコでANAと戦ったら、 ANAの立場からすると、「ふざけんな~」と 言いたくなるのも理解できます。 まさしく、「正義の反対は別の正義」の世界観。 JALのケースを通じて、こういった複雑系の世界を 追体験できる貴重な本です。 (少なくとも、半沢の世界観のように単純な正義vs悪の世界観ではないですね。。) ※銀翼のイカロス https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167909170#comment あと、より現場での改革事例が知りたい方は、 こちらの「JALの現場力」をどうぞ。 ※JALの現場力 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4822239454#comment 他には「JALの奇跡」も。 ※JALの奇跡 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4800911893#comment

Posted by ブクログ

2022/07/11

世の中で語られることは、 分かりやすく仕立てられた物語に過ぎない。 ビジュアル的に好まれる人が客前に押し出され、 真実の姿はその背景に紛れる。 グレーやブラックな出来事は、 無かったかのように葬り去られる。 どこから見つめるかによって、 出来事はその姿は形を変える。 その人が拠...

世の中で語られることは、 分かりやすく仕立てられた物語に過ぎない。 ビジュアル的に好まれる人が客前に押し出され、 真実の姿はその背景に紛れる。 グレーやブラックな出来事は、 無かったかのように葬り去られる。 どこから見つめるかによって、 出来事はその姿は形を変える。 その人が拠って立つものによっても、 その見え方は大きく異なる。 同じように見えることがないとなると、 揺るぎない真実などは、 この世にないのかもしれない。 JAL再生を描くドキュメント。 コロナ禍で再び窮地に陥る航空業界。 その10年前に起きた 日本航空の経営破綻について、 真実の姿を浮かびあがらせる試み。 稲盛和夫さんによる鮮やかな再生。 表舞台の華やかな印象の裏で、 大企業の事情、事業の構造、政治の思惑、 そうした大きな力がうねり、 ぶつかり合う姿が迫力をもって語られる。 様々な人たちの叡智と矜持、 感情と思考のぶつかり合い。 今、都心の真上の空を飛行機が行き交う。 様々な思惑と葛藤の結果が、 そこに反映されているはずだ。 何が起き、どのような戦いがそこにあったのか。 空はすべてを飲み込み、青いまま佇む。

Posted by ブクログ

2020/10/29

JALのような大手企業でも経営破綻してしまうですね。まさに、今もコロナの影響でANA、JALなどの航空会社がまた厳しい局面を迎えていますし。 なんとか踏ん張ってほしいですけど、コロナがいつまで続くかわからないのが本当に辛いところ。 早く海外に行きたいですよー!!

Posted by ブクログ

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