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みんなが幸せになるための公務員の働き方
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みんなが幸せになるための公務員の働き方
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
著者が読み物と述べている通り、既存の言説を紹介しているだけでは新たな発見に乏しい。 新任公務員に心構えを教育するのには、良い読み物である。
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地方自治研究者である嶋田暁文氏の単著。今日の自治体職員の働き方の最大の問題点は、「こなす仕事」の仕方に無意識に支配されていることであると述べ、背景として目的意識の欠如を指摘しています。また、「すぐやる課」で有名な千葉県の松戸市役所のエントランスに掲げられた「市役所は市民に役立つ所・市民にとって役に立つ人がいる所」という言葉を引用しつつ、組織に波風立てず、スムーズに仕事を進める「有能な職員、プロっぽい職員」ではなく、住民のとって有益な存在である「有能な、プロ職員」が求められると述べておられます。 地方自治体職員には、地域でコーディネーターとして活躍することが期待されています。本書では、行政法学者・原田大樹氏の著書から引用しながら、公務員の3つの特性として、「総合性」、「中立性」、「専門性」を挙げています。筆者は、「中立性」の衣をうまく活用すれば、地域のコーディネーター役としての自治体職員の存在価値はもっと高まっていくでのはないかと述べておられます。 筆者は最後に、「困難さにくじけることなく、前向きに真剣に取り組めば、仕事はもっとおもしろくなり、「みんなが幸せになるための働き方」へと結びついていくはず」と締めくくっておられます。働く職員の意識の大切さを再確認できる、とても読みやすい内容の本でした。
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