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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2014/07/01 |
JAN | 9784326653898 |
- 書籍
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「女子」の誕生
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「女子」の誕生
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商品レビュー
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女性向けファッション誌を分析しつつ、女性でも無く女の子でも無い「女子」という存在が如何にいつ誕生し変化してきたかを、女子向けファッション誌の変遷を読み解きながらそのプロセスを説き起こす。 女子大生ブームも女子高生ブームもOLブームも見事に外された世代である第二次ベビーブーマー世代...
女性向けファッション誌を分析しつつ、女性でも無く女の子でも無い「女子」という存在が如何にいつ誕生し変化してきたかを、女子向けファッション誌の変遷を読み解きながらそのプロセスを説き起こす。 女子大生ブームも女子高生ブームもOLブームも見事に外された世代である第二次ベビーブーマー世代の同世代「女子」達だが、Sweetが「28歳、一生女の子宣言」をしたときは25歳か。 25歳になると数年間のブームの違いは誤差になってくるな。本論とは違うけど。
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ポップな表紙とは裏腹な学術書。序章でまず先行研究について延べ、本書の独自性を強調し、章ごとに膨大な注釈を入れるという、ゴリゴリの論文スタイルで書かれている。 しかし文章はかなり軽妙洒脱。とりわけ、女性ファッション誌からの引用句は、ものすごく軽い。「『やめられない、とまらない♥コン...
ポップな表紙とは裏腹な学術書。序章でまず先行研究について延べ、本書の独自性を強調し、章ごとに膨大な注釈を入れるという、ゴリゴリの論文スタイルで書かれている。 しかし文章はかなり軽妙洒脱。とりわけ、女性ファッション誌からの引用句は、ものすごく軽い。「『やめられない、とまらない♥コンフォートの誘惑だ』。コンフォートって……なんだろう」 読んでいるこっちもうなずかざるを得ないこの軽さ。もっとも本書はこのような女性ファッション誌の言葉を読み解く言説研究ではないので、この軽さには深くつっこまれてはいない。ただ全編このような調子で、ファッション誌からの引用が随所に登場する。 研究対象が大衆文化であるが故の軽薄さと、学術研究としての格調高さのギャップが大変面白かった。美魔女を論じる過程で経済学者ヴェルナー・ゾンバルトに言及されようとは。 惜しむらくは、女性ファッション誌の歴史に通じていないと、何を言っているのかさっぱりわからんところ。何よりファッション論でありながら写真・図版が全くないところ。 ファッション誌の特徴を頑張って言語で説明しようと試みてはいるものの、ファッション誌の表紙の画像があれば一発でわかるのに……と残念になる箇所がたくさんあった。自分が見かけたことのある雑誌はどんなものか思い浮かぶものの、見たこともない雑誌はどんな雰囲気か全く想像が付かない。
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女性向け雑誌に氾濫する「女子力」の使われ方から『女子』という日本の現象を探る一冊だけど、著者が「女子」を擁護する側にあるため、「女子って、いいよね。」というゆるふわな結論に。結局”「女子力」ってなんだろう”という疑問は解決されず。日本女性が望むあり方が各雑誌ごとに細かく分析されて...
女性向け雑誌に氾濫する「女子力」の使われ方から『女子』という日本の現象を探る一冊だけど、著者が「女子」を擁護する側にあるため、「女子って、いいよね。」というゆるふわな結論に。結局”「女子力」ってなんだろう”という疑問は解決されず。日本女性が望むあり方が各雑誌ごとに細かく分析されているところは読み入ってしまった。
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