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思い出のマーニー 新潮文庫
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思い出のマーニー 新潮文庫

ジョーン・G.ロビンソン(著者), 高見浩(訳者)

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思い出のマーニー 新潮文庫

649

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2014/06/01
JAN 9784102185513

思い出のマーニー

¥649

商品レビュー

3.9

82件のお客様レビュー

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2025/01/29

ジブリからはいったけど、映画の雰囲気とか好きなら絶対原作を読むべきだと思った。私は原作のほうが好き。主人公の、周りに恵まれているのに自分を不幸だと思い込んで差し伸べられる手も振り払っちゃうの、思春期にあるあるで共感した。自分を外側の人間だって決めつけて周りとずっと距離を取って、余...

ジブリからはいったけど、映画の雰囲気とか好きなら絶対原作を読むべきだと思った。私は原作のほうが好き。主人公の、周りに恵まれているのに自分を不幸だと思い込んで差し伸べられる手も振り払っちゃうの、思春期にあるあるで共感した。自分を外側の人間だって決めつけて周りとずっと距離を取って、余計に寂しくなって自分が嫌いになるんだよね。マーニーとの深い友情とか、彼女の存在の謎とか、児童書なのに結構本格的なミステリ要素もある所も踏まえて良かった!!映画化されたのを作者が知れないっていうのが悲しい。

Posted by ブクログ

2024/08/30

両親を事故で亡くし、児童施設から引き取ってくれた親代わりのプレストン夫人に心を開かないアンナ。自然豊かなノーフォークで夏を過ごすことになり、そこで出会った少女マーニーと親友になる。 現実と空想が交錯し、不思議な世界観。やがて1冊の古いノートで過去と未来が結ばれる。 児童文学の翻訳...

両親を事故で亡くし、児童施設から引き取ってくれた親代わりのプレストン夫人に心を開かないアンナ。自然豊かなノーフォークで夏を過ごすことになり、そこで出会った少女マーニーと親友になる。 現実と空想が交錯し、不思議な世界観。やがて1冊の古いノートで過去と未来が結ばれる。 児童文学の翻訳本らしい、言葉の面白さがある。キャラの個性が魅力的。展開も意外性があり面白かった。

Posted by ブクログ

2024/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イギリス児童文学の名作。 とてもよかった。ジブリ映画の方も観たくなっちゃった。 それは、自然豊かな土地で過ごした、ひと夏のできごと。 心を閉ざす少女アンナが、不思議な少女マーニーと出会い、一緒に過ごすうちに親友となる。 ところが、突然マーニーが姿を消してしまい… やがて、見つかった一冊のノートから、真相が明らかになる。 少女の心の内面が丁寧かつ繊細に描かれており、物語を通して心の成長が感じられる。 あれこれ悩んでも人に打ち明けることができず、愛情をもらっても素直に受け取れない年頃って、あったなぁ。 現実と空想が交錯するような感覚を持ちながら、時空を超えた奇跡の結びつきだったことがわかったとき、もう胸がいっぱいになった。 児童文学だけど、大人の自分でも充分に楽しかったし、心が満たされる思いだった。 むしろ、大人になってからの方が、マーニーの気持ちがわかるのかもしれない。いやぁ、読めてよかったなぁ。

Posted by ブクログ