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3.8
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メディア露出した女性同士のカップルの先駆け的な存在ということで筆者を知り、この本にたどりついた。 実父からの性虐待、タカラヅカの内情など、いろいろな意味で衝撃が大きい内容だった。 正直、セクシュアル・マイノリティの問題など、さほどのことではないと感じられるくらい……。 性虐待を...
メディア露出した女性同士のカップルの先駆け的な存在ということで筆者を知り、この本にたどりついた。 実父からの性虐待、タカラヅカの内情など、いろいろな意味で衝撃が大きい内容だった。 正直、セクシュアル・マイノリティの問題など、さほどのことではないと感じられるくらい……。 性虐待をうけた被害者がその記憶に蓋をすることがあるというのは知っていたが、その加害者と「仲の良い親子」であり続けることができる(そして、それは自覚的に演じているのではない)というのは、かなりの驚きだった。 ただでさえ周りには気づかれにくいタイプの虐待が、こうしてさらに隠蔽されてしまうことがあるとは……。 しかしそれでも、自分を完全にだますことはできず、拒食症や自傷行為などのかたちとなって表れてしまうのには、血を吐いてでも健全な道に戻ろうとする人間の本能のようなものを感じた。 壮絶な人生。 著者はそれを受け止め、さらに自分の体験を何らかのかたちで社会に還元しようという覚悟が見える。 それが、少しでも著者の傷を癒すことにつながるよう祈る。
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⬛️性虐待を受けた子供の「性的虐待順応症候群」と呼ばれる五つの心理的反応。 ①性的虐待の事実を秘密にしようとする。 ②自分は無力で状況を変えることはできないと思っている。 ③加害者を含めたまわりの大人の期待・要請に合わせよう、順応しようとする。 ④暴行を受けたことを認めたがらない...
⬛️性虐待を受けた子供の「性的虐待順応症候群」と呼ばれる五つの心理的反応。 ①性的虐待の事実を秘密にしようとする。 ②自分は無力で状況を変えることはできないと思っている。 ③加害者を含めたまわりの大人の期待・要請に合わせよう、順応しようとする。 ④暴行を受けたことを認めたがらない。または事実関係が矛盾した証言をする。 ⑤暴行されたと認めたあとでその事実を取り消す。
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被害者である自分と、加害者である自分。どちらも、できることなら記憶から消し去って、永遠に忘れてしまいたくなるような記憶だ。けれど、東さんはそれを許さない。決して忘れない、なかったことにはしないという、著者の強い決意のこもった一冊。すさまじい告白だった。
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