1,800円以上の注文で送料無料

不敗の格闘王 前田光世伝 グレイシー一族に柔術を教えた男 祥伝社黄金文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

不敗の格闘王 前田光世伝 グレイシー一族に柔術を教えた男 祥伝社黄金文庫

神山典士(著者)

追加する に追加する

不敗の格闘王 前田光世伝 グレイシー一族に柔術を教えた男 祥伝社黄金文庫

759

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2014/06/13
JAN 9784396316419

不敗の格闘王 前田光世伝

¥759

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/09/06

今やもっともメジャーな格闘技のひとつとなったブラジリアン柔術。本書はその始祖となったコンデ・コマこと前田光世の伝記です。彼のたどった「魂の軌跡」が熱い読むものの中に何かを呼び起こします。血が滾ります。 僕がこの本を初めて読んだのは、確か大学時代くらいのことで、そのときは何...

今やもっともメジャーな格闘技のひとつとなったブラジリアン柔術。本書はその始祖となったコンデ・コマこと前田光世の伝記です。彼のたどった「魂の軌跡」が熱い読むものの中に何かを呼び起こします。血が滾ります。 僕がこの本を初めて読んだのは、確か大学時代くらいのことで、そのときは何か格闘技をはじめようと思っていろいろなジムや道場を回っていたような気がします。それで今回、この本を読み返してみて、そのときの気持ちを思い起こしていました。 この本はいまや柔術といえばほぼブラジリアン柔術のことを指すくらいメジャーな格闘技になったグレイシー柔術の祖といわれるコンデ・コマこと前田光世の生涯を書いた伝記です。彼が青森から出てきて講道館に入門し、アメリカを皮切りに世界中を遠征して、現地の人間と異種格闘技に明け暮れていたことは知っている方も多いと思うので、ここではさらりと流します。 僕が今回読み直して注目したのは彼が晩年、そのすべてをかけて挑んでいたアマゾン川流域奥地の開拓事業に関する箇所で、彼が現地に私設大使として残り、ブラジルに渡ってくる日系移民たちの世話をしているくだりなのですが、日本からブラジルに夢を抱いて渡航してきても、現地の自然環境や生活習慣になじめずに離農していく人も相当いたとここでは書かれていて、前田光世が力を入れていたベレンの奥地も、そういったことが理由で土地を捨てて前田の下に来る人たちに対して 「君もだめだったか…」 と肩を落としながらも、そんな彼らを家に招きいれて食事を振舞い、場合によっては就職の世話もする…。そんな彼の姿が描かれていました。 いま、ブラジリアン柔術はもっともメジャーな格闘技のひとつとして、老若男女誰もが楽しくでき、またあるものは試合に出場して、その勝ち負けを競う。自身の編み出した武術が現在ではそういう風にして普及している姿を現地で眠っているコンデ・コマこと前田光世はいったいどのように見ているのだろう? そんなことを考えました。 本書は2014年6年12日、祥伝社より『不敗の格闘王 前田光世伝 グレイシー一族に柔術を教えた男 (祥伝社黄金文庫)』として改題、文庫化されました。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品