商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2014/05/19 |
JAN | 9784003570043 |
- 書籍
- 文庫
アンティゴネー
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アンティゴネー
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
オイディプス家の悲惨な運命。王女アンティゴネーとテーバイ王の対立が破滅へと収束していく。敵国に寝返ったアンティゴネーの兄を神の法(=倫理観)に基づいて埋葬すべきか、それとも王の命令に倣って兄の遺体を打ち捨てるべきか。法と倫理の対立というこの作品のテーマは現代でも通ずるものがあり、...
オイディプス家の悲惨な運命。王女アンティゴネーとテーバイ王の対立が破滅へと収束していく。敵国に寝返ったアンティゴネーの兄を神の法(=倫理観)に基づいて埋葬すべきか、それとも王の命令に倣って兄の遺体を打ち捨てるべきか。法と倫理の対立というこの作品のテーマは現代でも通ずるものがあり、読み継がれているのにも頷ける。他にも男と女、壮年と青年など様々な対立が読み取れる。短いしおすすめ
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アンティゴネーの兄に対する想いが兄妹間のそれ以上のものを窺わせる等、解説によれば随所に解釈の余地があるようです。 オイディプスに端を発する悲劇は叔父のクレオンと娘のイスメネを除き、みな死亡という結末を迎えました。 クレオンとその息子ハイモーンの対話、アンティゴネーとクレオンの...
アンティゴネーの兄に対する想いが兄妹間のそれ以上のものを窺わせる等、解説によれば随所に解釈の余地があるようです。 オイディプスに端を発する悲劇は叔父のクレオンと娘のイスメネを除き、みな死亡という結末を迎えました。 クレオンとその息子ハイモーンの対話、アンティゴネーとクレオンの対決の場面がハイライトでしょうか。 抗い難い運命、現実の苦悩を引き受けながらも生を肯定する、というニーチェが悲劇の誕生で言及していたギリシャ悲劇の本質に触れられた気がします。
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自分の欲ばかりに目が眩んだり他者を受け入れようとする寛容さもないと、この物語のように負の連鎖を生み身の破滅までにも追い込むようにもなるという一種の教訓の様にも感じました。 この機会で一度劇も鑑賞したくなった。
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