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日本の都市から学ぶこと 西洋から見た日本の都市デザイン
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日本の都市から学ぶこと 西洋から見た日本の都市デザイン

バリー・シェルトン(著者), 片木篤(訳者)

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日本の都市から学ぶこと 西洋から見た日本の都市デザイン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鹿島出版会
発売年月日 2014/04/11
JAN 9784306045996

日本の都市から学ぶこと

¥3,520

商品レビュー

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2016/08/28

イギリス人都市デザイナーによる、西洋のそれと比較した日本の都市デザイン論です。いわゆる「出羽守」や「愛国ポルノ」に陥らない、極めてフェアで客観的に比較しています。 日本の都市の特徴としては、非階層的でパッチワーク的、フレキシブルであり、これらのどの要素も西洋のそれと典型的には真...

イギリス人都市デザイナーによる、西洋のそれと比較した日本の都市デザイン論です。いわゆる「出羽守」や「愛国ポルノ」に陥らない、極めてフェアで客観的に比較しています。 日本の都市の特徴としては、非階層的でパッチワーク的、フレキシブルであり、これらのどの要素も西洋のそれと典型的には真逆であり、それが西洋の都市に慣れ親しんだ人には困惑させるものであるものの、ジェイン・ジェイコブズ等により20世紀後半から問題提起されている都市の複雑性について、日本の都市デザインは結果的に既に一つの答えを示していると言え、その点において、西洋の都市デザイナーにとっても、日本の都市デザインをプレーンに研究する意義がある事を指摘しています。 第1版は上記の結論で終結しますが、第2版の書き下ろしとして名古屋市南東の御器所地区を分析しています。この御器所は、幹線道路から内部道路に至る複数のスケールがモジュールとして積層をなしているため、パッチワーク的な都市構造を持ちながら、自動車、自転車、歩行者のいずれもが適切なアクセスを利用できるという、日本の各地でよく見られる典型的で便利な都市の姿を示しています。 本の中で日本の都市は西洋の都市のアンチテーゼになっていると指摘されていますが、翻ると、西洋の都市は日本の都市のアンチテーゼになっているとも言えます。そのため、この本で展開された都市デザインのフレームワーク(日本が既に実践しているもの)を前提にして、アンチテーゼとなっている西洋の都市から学ぶアプローチもまた有用であると思われます。

Posted by ブクログ

2015/06/06

都市デザインの研究家が、日本と西洋の建築・都市の違いと日本的なデザインの有利性について述べた本。西洋の建築家が日本の都市や建築をどう見ていたかがわかるのも面白い。空間を線(西洋)と面(日本)で区切るという思考法の違いは都市や家のみならず、絵画、漫画、庭園、インテリア等にも表れてい...

都市デザインの研究家が、日本と西洋の建築・都市の違いと日本的なデザインの有利性について述べた本。西洋の建築家が日本の都市や建築をどう見ていたかがわかるのも面白い。空間を線(西洋)と面(日本)で区切るという思考法の違いは都市や家のみならず、絵画、漫画、庭園、インテリア等にも表れている、西洋と日本の根源的な違いであるような気がして、非常に興味深く読んだ。1F後

Posted by ブクログ

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