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伝説のエンドーくん
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伝説のエンドーくん

まはら三桃(著者)

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伝説のエンドーくん

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2014/04/11
JAN 9784092905795

伝説のエンドーくん

¥1,540

商品レビュー

4

44件のお客様レビュー

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2024/06/06

途中、もしや…と思ったことが、当たっていた。 エンドーくんはこの学校のみんな(生徒だけでなく教師たちも)の心の友達みたいになっているんだなと。 本人はまさかそんなに受け継がれていくとは思ってなかったのだろうけど。 誕生のきっかけもそこまで大きな話でもない気がするけど、エンドーくん...

途中、もしや…と思ったことが、当たっていた。 エンドーくんはこの学校のみんな(生徒だけでなく教師たちも)の心の友達みたいになっているんだなと。 本人はまさかそんなに受け継がれていくとは思ってなかったのだろうけど。 誕生のきっかけもそこまで大きな話でもない気がするけど、エンドーくんが完全に独り立ちして、こんなに大きな存在になるのが面白く、いい話だなと思いました。

Posted by ブクログ

2024/04/27

何をするかではなく、どう生きるか、それが大事だと改めて感じさせてくれた。 人は人に頼り、想いを紡いで生きていく。一つ一つの営みが優劣のつけられない尊いことだと感じた。 そして教育現場の大切さ、人の気持ちの移り変わりにも気持ちが動いた。子供にも読んでもらいたい爽やかな作品。

Posted by ブクログ

2024/03/09

 思春期真っただ中の中学生を相手に日々奮闘する、中学教師を主人公にした人間模様の短編連作集です。  私は、この本の前情報を何も得ず、ただタイトルだけを見て手に取りました。『伝説のエンドーくん』――そのタイトルは、中学生か高校生の『エンドーくん』が何らかの伝説を作っていく話、とい...

 思春期真っただ中の中学生を相手に日々奮闘する、中学教師を主人公にした人間模様の短編連作集です。  私は、この本の前情報を何も得ず、ただタイトルだけを見て手に取りました。『伝説のエンドーくん』――そのタイトルは、中学生か高校生の『エンドーくん』が何らかの伝説を作っていく話、という漠然としたイメージを私にもたらしていました。  けれど、読み始めてすぐ、『エンドーくん』はこれから伝説になる人なのではなく、既に伝説の一部となっている人なのだとわかりました。  中学校の校舎の至る所に書き込まれた『エンドーくん』の落書き。  荒唐無稽なものから誰かの心の支えになるようなものまで、様々な文言のそれが、時に見る人に何らかの影響を与えていく。  心がまだ柔らかく、傷付きやすく、繊細で、良くも悪くも染まりやすい。そんな自分に戸惑ってさえいるような時期の子どもたちに接する身近な大人たちもまた、『教師』という教育者であると同時に一人の人間なのだと、当たり前のことながら少し新鮮な感じのする目線で語られる物語を読んで改めて思いました。  中でも、美術教師の目線で語られる物語が特に好きです。  芸術は、光だと。そう語る特別授業が、印象的でした。  伝説のエンドーくんは、平和の使者。  偉大なるエンドーくんの落書きが、ひそかに、そして時には堂々と残る校舎で、子どもたちが、教師たちが、生き生きと日々を刻んでいくだろうことを感じさせてくれる、読後感の爽やかな一冊でした。

Posted by ブクログ

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