商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 山川出版社 |
| 発売年月日 | 2014/04/09 |
| JAN | 9784634640696 |
- 書籍
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トロイアの真実
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トロイアの真実
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
本書では、発掘する考古学者にとって大切な二つのことが提示される。 ①目的を持って発掘すること ②イメージありきで発掘しないこと これは一見、矛盾した主張に聞こえる。しかしその両者の間でバランスをとり、分別ある善良さを保つことが重要だというのが筆者の主張だと思う。 ①は、目的...
本書では、発掘する考古学者にとって大切な二つのことが提示される。 ①目的を持って発掘すること ②イメージありきで発掘しないこと これは一見、矛盾した主張に聞こえる。しかしその両者の間でバランスをとり、分別ある善良さを保つことが重要だというのが筆者の主張だと思う。 ①は、目的を持たず、漫然と発掘をするなと言うことだ。目的のない発掘を行うと、出土品が何も語りかけてこないと筆者は言う。考えてみれば、当たり前のことで、発掘に対し、興味関心がなかったり仮説を持たなければ、出土品はただの物質でしかない。それは、スポーツや勉強、仕事でも共通することだろう。 ②は、先入観を持つなということだ。発掘では、膨大な出土品があるが、先入観があると恣意的な選別、ストーリー付けをしてしまい、反証となる出土品があっても見逃してしまう。仮説が自己満足の妄想になってしまいかねないということだ。これもよく分かる。 まとめると、しっかりとした目的意識を持ちつつ、それに固執しすぎて視野狭窄に陥らないよう自己批判的であれ、ということだろうか。 こうまとめるとありきたりすぎて無味乾燥だが、本書ではトロイア発掘というロマン溢れる大事業を通してこれが語られる。140年の時間をかけ、世界の耳目が集まるなかこうしたことが起こりうると思うと、ホモサピエンスにとっては分かっちゃいるけどやめられない、大いなる罠なんだろうと思う。 翻って著者自身は、この本の時点では、長年の発掘を踏まえ「ヒッタイトは鉄の王国であり、製鉄法は国家機密として秘匿していた」との自説を唱えている。しかし、近年までの発掘の積み重ねのなかその線は薄くなってきたらしく、最近の本では「自説の通りとは言い切れない」というような書き方をしていた。 数十年にも及ぶ、人生を賭けた発掘のなかで自説がひっくり返るのは断腸の思いだと想像するが、それでも誠実にそのように書いた著者には敬服した。 この本以外も踏まえての感想になりやや脱線…。 この本だけでも十分面白いよ!みんな読んでみて!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
☆著者はアナトリア考古学研究所長。近年、シュリーマンへの批判が多い。たしかに、シュリーマンが発掘した場所がトロイアであるという証拠はないとしつつも、素人シュリーマンの情熱は本物であり、その発掘行為が次の研究につながったとしている。
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シュリーマンの伝記は子供のころに読んで、強い印象が残っています。シュリーマンのトロイアであるヒサルルック遺跡について、同じアナトリアで発掘作業を行っている著者が、発掘の歴史から現在の状態までを詳細に述べています。現地の写真や発掘品、関連資料の写真が豊富に掲載されており、これを眺め...
シュリーマンの伝記は子供のころに読んで、強い印象が残っています。シュリーマンのトロイアであるヒサルルック遺跡について、同じアナトリアで発掘作業を行っている著者が、発掘の歴史から現在の状態までを詳細に述べています。現地の写真や発掘品、関連資料の写真が豊富に掲載されており、これを眺めているだけでもとても楽しめます。シュリーマンが素人でかなり無理な発掘をしたという話は聞いていましたが、ヒサルルックがトロイアである証拠は何一つないという事実には驚きました。その辺りの事情や根拠も詳しく述べられています。
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