![アルグン川の右岸 エクス・リブリス](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001713/0017139101LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2014/04/05 |
JAN | 9784560090336 |
- 書籍
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アルグン川の右岸
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アルグン川の右岸
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商品レビュー
4.2
5件のお客様レビュー
トナカイとともに山で生きるエヴァンキ族。民族の灯火が消えようとしている今、最後の酋長の妻が90年の激動の人生を振り返るー。 90歳の「私」が、新しい居住地に移り住む日に、これまでの人生を4部で振り返る形での進行。ウリレン(生活共同体)やシーレンジュ(テント式の住居)と呼ばれる生...
トナカイとともに山で生きるエヴァンキ族。民族の灯火が消えようとしている今、最後の酋長の妻が90年の激動の人生を振り返るー。 90歳の「私」が、新しい居住地に移り住む日に、これまでの人生を4部で振り返る形での進行。ウリレン(生活共同体)やシーレンジュ(テント式の住居)と呼ばれる生活様式、極寒の地で生き抜く厳しさ、トナカイや火種の大切さ、キタリスを追っての民族移動、族長やサマン(シャーマン)の継承など。 後半、仔トナカイを盗んだ若者をニハオが救うシーンはツラ過ぎました。。 あとがきにもありましたが、黒竜江省最北端(北極村)出身の、遅子建sanにしか書けない作品だと思います。 いつの日か必ず、内モンゴルや黒竜江省にも行ってきます! 【第7回芽盾文学賞】
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山の中でトナカイとともに暮らすエヴェンキ族。 狩猟、採集の生活の中、満州国、共産主義、現代へ移り変わる時代は彼らの暮らしをも少しずつ変えていく。 時代の流れに乗るもの、取り残されるもの。 少数山岳民族、近現代の物語は、月と風に見守られながら 懐古と「悲涼」とともに語られる。
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- ネタバレ
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[ 内容 ] エヴェンキ族最後の酋長の妻、90歳の「私」は、仲間が定住地に移住していくのを見ながら、森の中で最後までトナカイと一緒に残ることを決意して、これまでの人生を語り始める。 もともと民族はバイカル湖周辺に住んでいたが、ロシア軍が侵攻してきたため、アルグン川の右岸に渡る。 そこは当時、清国だったが、やがて中華民国となる。 そして日本軍の対ソ連前線基地となり、男たちは軍事訓練を受けるが、日本軍は敗退していく。 やがて中華人民共和国の内モンゴル自治区に変わり、社会主義体制のもと、政府は医療の改善と教育の充実、また動物保護を名目にして定住生活を推し進める。 だが彼らのトナカイとの共存共栄の生活が理解されず、狩猟民としての生活が破壊されていく。 都市での定住生活に適合もできず、将来を見出せない狩猟エヴェンキ族。 民族は徐々に衰亡し、やがて絶滅してしまうのではないか、と危惧する…。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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