商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2014/03/24 |
JAN | 9784750514048 |
- 書籍
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スイス式「森のひと」の育て方
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スイス式「森のひと」の育て方
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【制度づくりと人づくりの違い】 スイスと日本の林業における決定的な違い、それは「現場技術の習得」にある。日本では、阿吽の呼吸だとか見て覚えろ的な人材教育(といえるのか?)が主流であり、また現場作業を希望する者以外には現場技術の教育は施されない。スイスでは全然違っていて、将来の仕...
【制度づくりと人づくりの違い】 スイスと日本の林業における決定的な違い、それは「現場技術の習得」にある。日本では、阿吽の呼吸だとか見て覚えろ的な人材教育(といえるのか?)が主流であり、また現場作業を希望する者以外には現場技術の教育は施されない。スイスでは全然違っていて、将来の仕事につくために実践的な教育を施される。こんなことまでいちいち教えるのか、というようなことを具体的に丁寧に教えることを描いている。林業に限らず職業教育のプログラムは充実していて、農家の嫁になるためのカリキュラムもあったりする。正直言って驚きである。 日本では、大学教育がちっとも職業教育になっていないのはみなさん御存知の通り。教育者を生み出すための学部でさえもそんな有り様だ。お手本の国を眺めてうらやましがるのはやめにしたいといつも思うのだが、そうもいかない。こと林業に関して言えば、あれこれいっても結局のところ補助金を投入する制度にいきついてしまう。人材育成もいわれているが、人材育成という制度に進むのではなくて、本書で描かれているような、人の関心を惹起し、関係性を学べるような、そんな風にしてほしいなあと切に願うのであった。 副題に「職業教育システム」とある。林業にかかわらず、職業教育ということで読める本です。
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