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戦国史を歩んだ道 シリーズ「自伝」my life my world
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戦国史を歩んだ道 シリーズ「自伝」my life my world

小和田哲男【著】

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戦国史を歩んだ道 シリーズ「自伝」my life my world

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2014/03/07
JAN 9784623070213

戦国史を歩んだ道

¥2,640

商品レビュー

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2014/09/21

 日本の戦国時代を専門とする研究者である筆者の半生を記した自伝である。  子供のころから歴史に興味を持ち、そのまま真直ぐ研究者に道に進んでいる。順調というか大きな波乱もないので読み物としてはおもしろくはない。小説ではないから当然だろうが。  筆者が学生で研究を始めたころは、戦後史...

 日本の戦国時代を専門とする研究者である筆者の半生を記した自伝である。  子供のころから歴史に興味を持ち、そのまま真直ぐ研究者に道に進んでいる。順調というか大きな波乱もないので読み物としてはおもしろくはない。小説ではないから当然だろうが。  筆者が学生で研究を始めたころは、戦後史観もあって戦国時代や合戦史がタブー視され、荘園史研究などが歴史学の主テーマだったそうだ。それでも若手研究者だった筆者が戦国時代を研究し認められ始めた頃は、司馬遼太郎などが戦国ものの小説で売れた時期だったような気がする。  時代も合っていたのだろうし、世話役などの雑務やマスコミなどに出るのも厭わずに仕事してきたので、今やこの分野の第一人者の筆者であるが、知らない人は全く知らないだろう。無理に知ってもらうこともないが、歴史学者にはどのようにしてなるのか、知るにはいいだろう。  

Posted by ブクログ

2014/04/20

小和田さんと言えば、NHKの時代考証で有名だ。というよりぼくはそれでしか知らなかったが、そのバックには7巻もの著作集をはじめ、厚い研究の蓄積があるということが本書でわかった。小和田さんのお父さんは戦後シベリアに抑留され帰ってきて、親戚の牛乳屋さんを手伝い、そこから事業を拡大してい...

小和田さんと言えば、NHKの時代考証で有名だ。というよりぼくはそれでしか知らなかったが、そのバックには7巻もの著作集をはじめ、厚い研究の蓄積があるということが本書でわかった。小和田さんのお父さんは戦後シベリアに抑留され帰ってきて、親戚の牛乳屋さんを手伝い、そこから事業を拡大していった人で、小和田さんにこの家業をつがせたかったようだが、小和田さんは小さいときから、作文が得意で、歴史が大好きで将来は大学教授になりたいと思っていた。だから、まずお父さんを説得する必要があった。ところが、小和田さんは、あまりに好みが偏ったため、歴史と国語はいいが、英数ほかの科目がだめで、そのため、公立高校に入れなかったり、大学も早稲田の第一志望の文学部に入れず教育学部に入ることになる。大学院でも、英語ができず1浪するしまつだ。しかし、歴史に対する研究欲は衰えない。ただ、小和田さんの興味は、お城や戦国武将、合戦にあったので、最初はそれは歴史研究の本流からは相手にされなかった。そこで、小和田さんは武士団の研究から着手する。卒論である今川氏家臣団形成の研究はなんと600枚を超える大作。修論の近江の浅井氏の研究も学会に認められ、研究者として生きることをお父さんに認めさせていった。こうした本流の歴史研究に業績をあげるなかで、好きな研究もできるようになる。そればかりでなく、そうした本流でなかった研究をだれもができるところまで引き上げたのである。小和田さんは院を出て一年目は小学校の教員をしている奥さんに食べさせてもらうが、二年目に静岡大学に就職する。ようやく、研究者として腰を落ち着けて勉強できるようになったわけである。小和田さんはその後、組合の書記長や学部長という大役を経験したり、今川館跡の保存運動をしたりして県ににらまれる。これは、小和田さんがまだ学生運動が盛んな時代の洗礼を受けたせいだ。小和田さんの偉いところは、足で全国をまわり、在野の研究者といっしょになって調査研究をしたことだ。また、自分が小さいときから、偉い先生に手紙を書いて返事をもらった喜びを忘れず、だれからの手紙にも答えるようにしているという。みんなと同じ目線に立って行動する。これが小和田さんの魅力を形作っている。本書はそんなきさくな小和田さんの魅力を十分伝えるものとなっている。(結婚前の奥さんの写真が出てきたり、そこそこ自慢話しもあるが、自伝であるゆえ仕方ないこと。ほほえましく読みました)

Posted by ブクログ