小選挙区制は日本を滅ぼす 「失われた二十年」の政治抗争

浅川博忠【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2014/03/05
• JAN: 9784062188517

商品レビュー

2014/05/16

伊藤も後藤田も高齢を理由に総理大臣就任を断ったが、その実、総理になっても背後で最大派閥の竹下派経世会の操り人形になるだけで無意味とわかっていた。

宮澤は自分が総理になったならば官房長官ポスト以外は全て金丸、小沢にお任せします、と破格の約束手形を振り出してしまった。金丸は小沢に、いずれ君も総理になるのだから予行演習のつもりでやるようにと。

竹下は周囲やチームのために自己犠牲に徹し、事故主張を必要に応じて抑えることができる。この結果、人脈あ人間関係は地道に広がっていく。

小選挙区制で、群馬で中曽根の地盤がなくなった。これで中曽根は息子を衆議院にすることが出来なくなった。竹下に騙された。その代り、終身、北関東ブロックでの比例順位一位を保証された。しかし小泉に切られた。