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骨と翅 ヴィレッジブックス
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骨と翅 ヴィレッジブックス

サイモン・ベケット(著者), 坂本あおい(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ウィーヴ(ヴィレッジブックス)
発売年月日 2014/02/20
JAN 9784864911153

骨と翅

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2022/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

法人類学者デイヴィッド・ハンターの三作目。 前作ラストで逃亡した犯人に刺されてしまったデイヴィット。 かなり体力は回復してきたものの、仕事に戻る前に、 かつて学んだことのあるかの有名な「死体農場」に研究出張してきていた。 その最中に法医学者に挑戦するかのような遺体が発見される。 死亡時期をずらすために置かれたクロバエの蛹、 棺には他人の死体、わざと置かれた豚の臼歯。 恩師に頼まれて遺体の調査を手伝うことになる。 嫌な感じのプロファイラーが登場し、 殺されそうだなとは思ったが、 あっという間に行方不明になってしまい驚いた。 それに、妻が妊娠中で幸せそうな法人類学者の夫婦に 嫌な予感がしていたら、誘拐されたし。 ジェニーとは別れたらしいし、 恩師も心臓発作で亡くなってしまい、 プライベート的には散々だった。 巻末の著者ノート、 (取材で死体農場に行ったことがきっかけでこのシリーズが誕生したことが 書かれていた) 法生態学者パトリシア・ウィルとシャーの取材ノートが楽しいおまけだった。

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2020/05/17

シリーズものとは知らず読了。前の話を読んでいなくても(一部わからないところはあれど)ミステリーとして十分楽しめた。映像が浮かぶような的確な描写で、途中で犯人視点の描写が挟まることで犯人との攻防が強調されている。アメリカでは外国人である主人公の疎外感が、事件解決をより複雑に見せてい...

シリーズものとは知らず読了。前の話を読んでいなくても(一部わからないところはあれど)ミステリーとして十分楽しめた。映像が浮かぶような的確な描写で、途中で犯人視点の描写が挟まることで犯人との攻防が強調されている。アメリカでは外国人である主人公の疎外感が、事件解決をより複雑に見せているのが良い。読んでいて感情が揺さぶられて、まるで海外ドラマを見ているかのような気分だった。 ミステリー慣れしている読み手には犯人はすぐ予測できたかもしれないが、私はずっと犯人に騙されていたので最後まで手に汗にぎり読むことができた。死体描写が苦手な人にはオススメできないが、法人類学者からの視点で事件を追っていく様子も面白かった。

Posted by ブクログ

2016/07/05

舞台がアメリカに移っても不憫な身の上の主人公。前作では満身創痍、本作では自信喪失に苛まれ、孤独に身をやつす姿が痛々しい。 前作よりもグロテスクな描写に拍車がかかり、ハンターに対する手酷い「余所者」扱いにも容赦がない。本作で描かれるアメリカ人は、お高くとまった皮肉屋の冷たい人達ばか...

舞台がアメリカに移っても不憫な身の上の主人公。前作では満身創痍、本作では自信喪失に苛まれ、孤独に身をやつす姿が痛々しい。 前作よりもグロテスクな描写に拍車がかかり、ハンターに対する手酷い「余所者」扱いにも容赦がない。本作で描かれるアメリカ人は、お高くとまった皮肉屋の冷たい人達ばかり(徹底したプロ意識かもしれないけど)。それは寧ろイギリス人のイメージだったので、何だか意外な気がした。 終盤の舞台設定がかなりホラー的になり、 冷静で大胆不敵な知能犯がずいぶん呆気ない終わり(と言うか都合良過ぎる展開)を迎える。少しばかり唐突な気がしてもったいないと思う。途中経過の重さに見合う決着が読みたかった。 このシリーズがどこに向かうか分からないけれど、ハンターには穏やかで幸せな未来をお願いしたい。

Posted by ブクログ

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