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近代快傑録 中公クラシックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2014/02/08 |
JAN | 9784121601469 |
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近代快傑録
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商品レビュー
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明治・大正・昭和の政治家、尾崎行雄が語る色んな人の逸話。 尾崎自身に興味があるので、本当は他人を語ったものよりも考えを語ったものが読みたいんだけどな。 と思いつつ読んだら案外面白かった。 語られる人々がそうそうたる顔ぶれで、エピソードのひとつひとつが面白い。 のみならず、飄々と...
明治・大正・昭和の政治家、尾崎行雄が語る色んな人の逸話。 尾崎自身に興味があるので、本当は他人を語ったものよりも考えを語ったものが読みたいんだけどな。 と思いつつ読んだら案外面白かった。 語られる人々がそうそうたる顔ぶれで、エピソードのひとつひとつが面白い。 のみならず、飄々とした語り口も面白い。 昔の人ぶっとんでんなあというのもあれば、今に通じるものもある。 移動や通信の手段が進歩して世界は小さくなったのだから、その今の感覚で物事を考えなければいけないのに、ヘタすると籠の速度で世界を見ている人もいる、とか、 あれーこれグローバリゼーションとかなんとかでよく聞くことばじゃないか。 これが書かれたのは欧州大戦(WW1)が終わって、次の戦争に向かいつつあるころ。 現在は政治家がバタバタ殺されることこそないけれど、空気がよく似ていて怖い。 この怖い空気の中で発言していた昔の人たちも、やっぱり怖い中で覚悟を決めて発言していたんだなってのが印象的だった。 それと、藩閥の出身者は日本を俺が背負う!みたいな気持ちが常にある、他の出身者だと四六時中そう思っているわけではない、そう育ったからというのは大きいのだろう、みたいな部分。 これは『シャッター商店街と線量計』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4791766776で渡辺あやが言っていた(現在の)地方は誇りを奪われているっていうのとつながる感じがする。 女性の政治参加や発言力の低さも。 「これをやるのは自分の役目だ」と自然に思えるかどうかという問題。 尾崎本人の書いたものを読みたいと思いつつ、古書は高いし近所の図書館には置いてないしでがっかりしていたのだけれど、今回新しく出版されたとしって喜んで手に取った。 で、これを登録しようとして「民主政治読本」も新版が出ていることをしった。 嬉しい。今度読む。
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