商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2014/02/05 |
JAN | 9784087715477 |
- 書籍
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八月の青い蝶
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八月の青い蝶
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
感想 誰も知らない歴史。戦禍が広がっていても人々は仕事をして恋をして日常を送っていた。生活があった。教科書だけでは学べない。戦争の中の日々。
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確かに小説を読んでいるのだが、映像が目の前に浮かび上がるかのよう。鮮烈であり、美しくもあるが残酷で、私たちが決して忘れてはいけないこと。 死にゆく被曝体験のある老人、当時の状況が同時に進行していく。 当時少年の亮輔は、離れに住む軍人の父親の妾である、まだ少女のような希恵に淡い恋...
確かに小説を読んでいるのだが、映像が目の前に浮かび上がるかのよう。鮮烈であり、美しくもあるが残酷で、私たちが決して忘れてはいけないこと。 死にゆく被曝体験のある老人、当時の状況が同時に進行していく。 当時少年の亮輔は、離れに住む軍人の父親の妾である、まだ少女のような希恵に淡い恋心をいだく。 新米教師と被爆者である亮輔との口論。被爆者における被曝体験の事など、テーマは多く触れられている。 ものすごい小説です。多くの人に読んでいただきたい一冊ですね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
広島在住の被爆者の男性。死を目前にして、自身の過去を振り返る。 職業軍人だった父、父の愛人との初恋、戦後どう生きてきたかが描かれている。原爆の被爆者として戦争の被害者となったことで戦後生きやすかった一方、軍人として父の犯してきたことへの罪悪感、生き残ったことへの後ろめたさ、彼の置かれている微妙な立場故に複雑な心情を抱えつつ生きてきた事が描かれていて、いろいろ考えさせられる作品だった。
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