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夢うつつ 文春文庫
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夢うつつ 文春文庫

あさのあつこ(著者)

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夢うつつ 文春文庫

583

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2014/01/04
JAN 9784167900052

夢うつつ

¥583

商品レビュー

2.7

11件のお客様レビュー

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2023/03/21

 エッセイを物語へと昇華させる6編収録の短編集。現実が物語の世界になると、どのように変化するのかを楽しむことができる。こうした作品は今まで読んだことがなく、新鮮な印象を受けた。  最後に収録された「生姜湯のお味は?」という作品は他の作品とは性格が異なり、ややミステリ仕立てになって...

 エッセイを物語へと昇華させる6編収録の短編集。現実が物語の世界になると、どのように変化するのかを楽しむことができる。こうした作品は今まで読んだことがなく、新鮮な印象を受けた。  最後に収録された「生姜湯のお味は?」という作品は他の作品とは性格が異なり、ややミステリ仕立てになっている。他が何となくファンタジックな作品であったために、妙に現実に引き戻された感じがしてしまった。

Posted by ブクログ

2022/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

くじら坂 もう一回読みたくなる。いつから男の方が生きていると思い込んでいたのだろうか。思い込みは本当に怖い。本当は至るところにヒントが隠されている。死者は当時の年齢から歳を重ねない。 まぁちゃんの白い花 自分の中には本当はたくさんの感情がある。それに今まで気が付いてこなかっただけ。気が付く経験が少なかっただけ。でもそれは、とても大切な経験。知らない方がもしかしたら幸せだったのかもしれないけれど、それを知って、他人の痛みや感情に気づいてあげれるようになるのが人間。ようやく人間になれてきたかな。 このまま黙っていたら、二度と素敵に笑えなくなる。小学生でこんな言葉が言えるだろうか。すごい小学生だ。大人の方が、この事をわかっていない。本当に真っ直ぐ生きているだろうか レンゲ畑の空 確かに、自分の好きは人にとっても好きだと思っている嫌いはある。 どっちだ? 軽んじられずに生きていくことって案外簡単なようで、難しい。寛容でも、何か結果を残していれば、それはおおらかさ、人としての器のデカさになる。けれど、結果がなければただの偽善者だ。かといって、いつまでも過去の結果に執着していてはいけない。常に何か目標をもって、それを見つめながら生きていかなければいけない。それが見つかりつつある。 この話しはかなり好き。自分を疑うことほど恐ろしいことはない。 生姜湯のお味は? ボーッとする時間も必要。全ての物事を考え込みすぎてしまってゆとりがなくなると、かえって良いアイデアには恵まれない。北極星(自分の生き方の指針)を見て、ぼんやりしていると、見えてくるものもある。 型通りのお説教になっていないか?本当にそれは自分の言葉か?本心なのか?明確な自分をもって、自分の言葉で語れるようになりなさい。 他人のために感情的になれるだろうか? やはり信じることができる人は強い。 どれだけ蔑ろにされようとも、人のために生きることを見失ってはいけない。恩を感じる気持ちを忘れてはいけない。恩は返し、後ろへと繋いでいくものだ。「つなぐ」って大事。

Posted by ブクログ

2020/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あさのあつこが描く平凡な日常から想像される物語6篇。エッセイ調の短編集。 17歳の少年と恋人。ある時2人は事故に遭う。 小学生の少女のいやがらせ。 都会に出てきた女性と故郷のレンゲ畑。 家に出た大きな蛙の森くん。 霧の中を走る車。 旦那様が猟銃で殺された。犯人は。その動機は。 ぼーっとしとるのって、気持ちがええで 他人が羨ましいなんて、口が裂けても言うんじゃないぞ。

Posted by ブクログ

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