商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶應義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2013/12/21 |
JAN | 9784766421033 |
- 書籍
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確率の出現
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確率の出現
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
表紙とタイトルが目にとまったので読了。 タイトルから想像していた内容とかなり違ったことや哲学めいた言い回しと記号だらけの数式が多々あったことから完璧に内容が理解出来たとは言えない気がする。 もう少しギャンブルや年金といった確率にまつわるトピックを文化史よろしく解説・紹介して欲しか...
表紙とタイトルが目にとまったので読了。 タイトルから想像していた内容とかなり違ったことや哲学めいた言い回しと記号だらけの数式が多々あったことから完璧に内容が理解出来たとは言えない気がする。 もう少しギャンブルや年金といった確率にまつわるトピックを文化史よろしく解説・紹介して欲しかったなといったところ。
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確率・統計学の数学的な理論の確立は16世紀頃のカルダノ、パスカルおよびフェルマーによる。 昔から不思議に思っていたのだけれど、なぜ古代ギリシアやローマ(ローマ時代に新しい数学的な学問は発生しにくかったのはある程度理解できるけれど)で確率という概念が生まれなかったのか? 実際に...
確率・統計学の数学的な理論の確立は16世紀頃のカルダノ、パスカルおよびフェルマーによる。 昔から不思議に思っていたのだけれど、なぜ古代ギリシアやローマ(ローマ時代に新しい数学的な学問は発生しにくかったのはある程度理解できるけれど)で確率という概念が生まれなかったのか? 実際にカルダノはギャンブラーであったらしく、その中で確率という概念を構築していったらしい。 ギャンブルも捨てたもんじゃないですね。 ここらへんの疑問をすっきり解決してくれるのかな、と思って読んでみたけれどあまり解決はしなかった。 内容もやや哲学的であり、読んでいても何を言っているのかというところも少なくなかった。 もう少し数学的な内容を期待していただけに少し残念。
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確率の概念の誕生の歴史。 著者イアン・ハッキングの確率の歴史についての見方はこんな感じか。 確率という概念は17世紀中ごろのある特定の時期に誕生したが、何もないところから突然現れたわけではないし、だれか一人の天才の力によって現れたわけではない。そこには或る理由・必然性があった。そ...
確率の概念の誕生の歴史。 著者イアン・ハッキングの確率の歴史についての見方はこんな感じか。 確率という概念は17世紀中ごろのある特定の時期に誕生したが、何もないところから突然現れたわけではないし、だれか一人の天才の力によって現れたわけではない。そこには或る理由・必然性があった。その理由を明らかにするのが歴史(学)である。ではその理由とは何かと言えば、知識の確実性に関する認識論の変遷であり、「証拠」の位置づけの変化であった。それに伴ってprobabilityの意味も近代的な意味に変化し、今で言う「確率」の概念が誕生した。
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