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漱石・東京百句
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漱石・東京百句

坪内稔典, 三宅やよい【編】

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漱石・東京百句

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創風社出版
発売年月日 2013/12/01
JAN 9784860371999

漱石・東京百句

¥880

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2014/06/20

「松山百句」に比較するとやや物足りない感じ。 恐らく、俳人漱石から小説家漱石になって、それほど俳句には時間が割けなかったのかも知れないし、漱石特有の滑稽感のある句が少ないためかも知れない。 ・君逝きて浮世に花はなかりけり すぐ上の兄嫁の妻登世が逝去しとおりに読んだもの。 江藤淳は...

「松山百句」に比較するとやや物足りない感じ。 恐らく、俳人漱石から小説家漱石になって、それほど俳句には時間が割けなかったのかも知れないし、漱石特有の滑稽感のある句が少ないためかも知れない。 ・君逝きて浮世に花はなかりけり すぐ上の兄嫁の妻登世が逝去しとおりに読んだもの。 江藤淳はこの時の一連の句でもって、漱石は兄嫁に恋をしていたと断定している。 ・朝顔の葉影に猫の眼玉かな ・雷の図にのりすぎて落にけり ・骨の上に春滴るや粥の味 ・腸(はらわた)に春滴るや粥の味 上二句は修善寺の大患の後の句。やっと回復期に向かっている頃なのか。 ・灯を消せば涼しき星や窓に入る ・抱一の芒に月の円(まどか)なる 漱石も酒井抱一が好きだったのかな ・煮て食ふかはた焼いてくふか春の魚

Posted by ブクログ

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