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老残 死に近く 川崎長太郎老境小説集 講談社文芸文庫
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老残 死に近く 川崎長太郎老境小説集 講談社文芸文庫

川崎長太郎(著者)

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老残 死に近く 川崎長太郎老境小説集 講談社文芸文庫

1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2013/12/12
JAN 9784062902168

老残 死に近く

¥1,540

商品レビュー

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2017/10/24

晩年の作品が集められている文庫。 川崎長太郎の若いころの作品は、自分の価値のなさ、なんで生きてるんだろうって自問自答しながら世の中の隅の方で細々暮らしている感じなんだけども、晩年は、死に抗っている感じがしている。 年老いて、体が動かなくなっていく中、そして年の離れた奥さんを思い...

晩年の作品が集められている文庫。 川崎長太郎の若いころの作品は、自分の価値のなさ、なんで生きてるんだろうって自問自答しながら世の中の隅の方で細々暮らしている感じなんだけども、晩年は、死に抗っている感じがしている。 年老いて、体が動かなくなっていく中、そして年の離れた奥さんを思い、…「老残」で、何物にも拘束されない人間が一番幸いだと叫びたい、という一文が、長太郎の正直なところなのだろう。 私は中年以降の長太郎の作品が好き。 性格的な問題もあるし(笑)やはり年を取った分だけ味わい深くなっているというか。 難しい言葉もないし、表現もないし、相変わらずの私小説なんだけれども、読んでいて心にすっと染みこんでくる。若い頃のは、「もう、だらしない!」って思っちゃったりするんだけど(笑) つげ義春の本を読まなかったら、知らないままだったろう本。 こういう出会いがあるから、読書が楽しい。

Posted by ブクログ

2016/10/01

初めて読んだ著者ですけれども、非常に良い作品でしたね…! これぞ私小説といった感じでして…。 つげ義春先生がこの著者を推していたので読んでみた次第なんですけれども…まるで日記のような小説でして、いたずらに読者を面白がらせようとしないところが逆に良くて…ともかく昨今のエンタメ小説...

初めて読んだ著者ですけれども、非常に良い作品でしたね…! これぞ私小説といった感じでして…。 つげ義春先生がこの著者を推していたので読んでみた次第なんですけれども…まるで日記のような小説でして、いたずらに読者を面白がらせようとしないところが逆に良くて…ともかく昨今のエンタメ小説に慣れてしまった方なら退屈かもしれませんけれども、僕は昨今のエンタメ小説は楽しめないタチですので、逆にこうした、私小説というものが新鮮に感ぜられましたねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 著者は還暦を越して30歳も年下の女性と結婚したそうですが…その後の人生について小説として成り立たせていますねぇ…。 もうすぐ来るだろう死を見つめつつ…何を想うのか? とかまあ、こんなこと書くとあらすじの二の舞というのか、重複というのか…そういうのになりそうなので止めておきます…ともかく著者の別の作品にも興味が出ましたよ! さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted by ブクログ

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