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崩れゆく絆 光文社古典新訳文庫
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崩れゆく絆 光文社古典新訳文庫

チヌア・アチェベ(著者), 粟飯原文子(訳者)

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崩れゆく絆 光文社古典新訳文庫

1,232

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2013/12/05
JAN 9784334752828

崩れゆく絆

¥1,232

商品レビュー

4.2

39件のお客様レビュー

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2024/10/06

以前に図書館で借りて読んで、アフリカの伝統的な共同体が植民地化により破壊されて行くというあらすじだけぼんやり覚えていたが、古本屋で見つけて、もう一度読んでみたいと思って購入した。 前回は、どちらかといえば前半が読みにくくて後半になるにつれ読みやすい印象だったが、今回は前半の共同体...

以前に図書館で借りて読んで、アフリカの伝統的な共同体が植民地化により破壊されて行くというあらすじだけぼんやり覚えていたが、古本屋で見つけて、もう一度読んでみたいと思って購入した。 前回は、どちらかといえば前半が読みにくくて後半になるにつれ読みやすい印象だったが、今回は前半の共同体の部分に関心を寄せて読んだ結果、後半がなんだか読みづらかった。その理由は、あとがきで作者が前半と後半で文体や書き方を意識して変えている、と説明されていて納得。 描かれているイボ人の文化が、作者の創作的なものであることもあとがきを読んでなるほどと思わされた。原作にはない注釈をつけたことも含めて、翻訳書は作者と訳者の共同作業による作品だなぁと改めて実感した。

Posted by ブクログ

2024/08/21

アフリカ文学の父と呼ばれるアチェベの作品。まったく異なる文化圏の生活様式及び主人公オコンクウォの気持ちの変化を仔細に描き出すばかりでなく、文章構成、全体構成も用いて彼らイボ人の重んじる価値観(結論の周りをぐるぐると回るように徐々に本筋に近付いていく話し方)及び崩れゆくイボ人の文化...

アフリカ文学の父と呼ばれるアチェベの作品。まったく異なる文化圏の生活様式及び主人公オコンクウォの気持ちの変化を仔細に描き出すばかりでなく、文章構成、全体構成も用いて彼らイボ人の重んじる価値観(結論の周りをぐるぐると回るように徐々に本筋に近付いていく話し方)及び崩れゆくイボ人の文化、オコンクウォたちの絆が描かれ、タイトルに恥じない作品であったと評価する次第である。また、作者本人もイボ人であり、植民地支配をしてきた北欧諸国により定着されたアフリカのイメージを覆そうとする熱意が読み取れる。

Posted by ブクログ

2024/05/10

初読では難しかったです! ただ解説を読んだり2周したら味が出る雰囲気がある 特に日本文学では目にしない鮮やかな比喩や理屈では無い真理を解かれたときに背筋が伸びた 戦争でもウイルスでもなく、宗教によって人間は滅ぶんだな。世界史で習ってたはずなのに、未だに心のどこかがヒヤリとする

Posted by ブクログ

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