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崩れゆく絆 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2013/12/05 |
| JAN | 9784334752828 |
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崩れゆく絆
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崩れゆく絆
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商品レビュー
4.3
42件のお客様レビュー
一夫多妻制における男尊女卑、アミニズムや呪術といった文化的慣習、それらを野蛮・未開と断じ植民地支配を正当化した欧州への痛烈な批判が、著者の辣腕で精緻に編まれている この反駁が西洋近代の表現形式である「小説」によって果たされた点が究極的にユニークだと思った アフリカ文学の最高傑作...
一夫多妻制における男尊女卑、アミニズムや呪術といった文化的慣習、それらを野蛮・未開と断じ植民地支配を正当化した欧州への痛烈な批判が、著者の辣腕で精緻に編まれている この反駁が西洋近代の表現形式である「小説」によって果たされた点が究極的にユニークだと思った アフリカ文学の最高傑作である本作がここまで胸に迫るのは、訳者の寄与も大きい 遠い大地の風や土の匂い、言葉の奥に宿る鼓動を掬い取り、情熱と誠実さをもって日本語に息を吹き込んだのだろう 瑞々しく鮮やかなアフリカの情景描写が残響し、今もまだ目を閉じると闇夜にさざめく虫たちの声が聴こえる
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イボ社会を英語で執筆し、日本語に訳された。 解説や訳者あとがきも含めて、全部読んでから、改めて原題を見た。 THINGS FALL APART しっくり来た。 訳者あとがきまで読んでから再読すると、挿入されているイボ社会の口承が、何を暗示しているのか、感じることが変わっていく...
イボ社会を英語で執筆し、日本語に訳された。 解説や訳者あとがきも含めて、全部読んでから、改めて原題を見た。 THINGS FALL APART しっくり来た。 訳者あとがきまで読んでから再読すると、挿入されているイボ社会の口承が、何を暗示しているのか、感じることが変わっていくだろう。 もともとの豊かな文化と高度に機能していた社会、そこにある多くの矛盾には入り込み、傷口を無理やり開くかの如く侵入していったキリスト教社会。 植民地教育を受けていた著者ならではのフィクション。この読後を表現するのは難しい。 以前読んだ別のナイジェリア人の作家を思い出す。アフリカ文学に、さらに興味が強くなる。
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ずっと読みたいと思っていた本の新訳が発刊されており、やっと読むことができた。 本書はアフリカ文学の古典として非常に有名であり、ナイジェリアの東部、イボ人の作家、アチェベ(Chinuo Achebe)によって書かれた作品であり、1958年に出版されたものである。 アフリカ全体と...
ずっと読みたいと思っていた本の新訳が発刊されており、やっと読むことができた。 本書はアフリカ文学の古典として非常に有名であり、ナイジェリアの東部、イボ人の作家、アチェベ(Chinuo Achebe)によって書かれた作品であり、1958年に出版されたものである。 アフリカ全体として独立の機運が高まっていた前夜に出版され、植民地支配がどのようにナイジェリアの社会、国家に浸透していったのか、そして、それらがどのように変化してしまったのかを見事に描いている。タイトルが表わす通り(原著はThings Fall Apart)、社会、共同体での慣習が徐々に侵され、人々の絆が崩れていく。 結末は虚をつかれるほど、唐突だった。 ただ、植民地となる以前のナイジェリア、特にイボの社会が民族誌として読まれている、と言われるのもうなずけるほど、詳しく描かれている。 そこには私たちにはなじみのない、慣習や呪術、社会のあり方が表現されているが、アチェベ自身も植民地のエリート教育を受けた知識人の一人であり、自らの社会のルーツを求め、描いたそうだ。 また、後半に描かれる、イギリスがどのようにナイジェリアの社会に浸透していったのか、その様子が非常に興味深い。 一見、強固に見えるイボの村落の伝統や習慣、人々の絆であるが、その社会が孕む矛盾や問題、そこから排除された人々をキリスト教徒は取り込むことに成功している。当初、キリスト教の信仰者はそのような社会からはみ出したものの集まりとして徐々に勢力を増していっている。 主人公のオコンクウォは頑強に村落の伝統や習慣をまもろうとするが、それは皮肉な形で終わってしまう。 さまざま、考えさせられる小説だった。また読み直してみたいと思う。
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