息つく暇もないほど面白い『源氏物語』 王様文庫

由良弥生【著】

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2013/11/30
• JAN: 9784837967002

商品レビュー

2021/07/04

「源氏物語　眠らない姫たち」の改訂です

[Golden Pearl]

本自体の内容はとても良いのですが、重大な過失があります。
王様文庫から刊行されている、同じ作者による「源氏物語　眠らない姫たち」というまったく違う題名の本を、『加筆・改筆・再編集のうえ、改題したものです』、とあとがきの枠外につけたしされていました。
こういうことは真っ先に書いておくべきことなので、非常に騙された気分です。さらに実態は「眠らない姫たち」から挿絵を抜き取り、明石の上を付け加えただけでした。これから購入しようとする方で「眠らない姫たち」をお持ちの方、ご注意してください。

2024/02/28

紫式部の源氏物語です。初めて読みました。ひかるの君、光源氏の物語。そうとう凄いですね。奈良中期の宮廷の世界。物語としては2点かな。

2023/11/03

源氏物語に登場するヒロイン毎の章になっているので、ヒロインへの感情移入がしやすく読みやすかった。ただ、時系列はややこしいので、自分で整理して読むとよい。
私は元々は、紫の上を推していたが、本書を読んで明石の上も推したくなった。賢いが故に、田舎出身であることの自身を卑下し、後ろ向きな正確だが、源氏の寵愛を受けてシンデレラストーリーのような展開が良かった。
源氏は、末摘花のようなブサイクや明石の上のような田舎出身にも寵愛を与えるので、人物像を何とも掴めていない。
この時代の風習や文でのやり取りも分かりやすく書かれているので、世界観も理解できて面白かった。
この物語の内容を子供の頃に習わないのは、色恋や艶めかしい表現が多いからだろうか。