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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 人文書院 |
発売年月日 | 2013/11/02 |
JAN | 9784409230558 |
- 書籍
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老い 新装版(下)
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老い 新装版(下)
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
早死にするか、老いるか、これ以外の道はない。身も蓋もない事実! 本書はさまざまな老いのケースをくどいほどまとめているものの、著者自らが言うとおり知識階級や、富裕層のケースであったりと極めて身近なケースが多いです。しかも、宗教家のケースは一言もふれていません。ガンジーのケースにし...
早死にするか、老いるか、これ以外の道はない。身も蓋もない事実! 本書はさまざまな老いのケースをくどいほどまとめているものの、著者自らが言うとおり知識階級や、富裕層のケースであったりと極めて身近なケースが多いです。しかも、宗教家のケースは一言もふれていません。ガンジーのケースにしても革命活動という政治家としての側面です。これだけ個人の意識の面が最終的な決め手となると言っておきながらこれはどういうことでしょうか。宗教は死生観に大きな影響があると思うのですが、なぜ触れていないのでしょう?60年代でもタブーだった?政治的圧力?いや、もうこんなガン無視という事自体が宗教による老いの問題の解決はありえないと主張しているようにさえ思われてきます。ここは非常に興味深いことろです。東洋の思想や仏教、禅などの思想の影響下にある東洋の老いについての思想も触れられてはいないところが、物足りなくもありヒントもありそうな気が・・・ 唯一のチャンスは、当人にとって世界が目的に満ちていることによって活動し、役にたち、倦怠や失墜から逃れられること。とすれば、いかに打ち込めるものを持っているか?また社会が打ち込む姿を許容するか?ということが課題ということですね。体の不具合、社会からの孤立という点では老人はある意味、障害者と似た境遇であるため、障害者問題を考えることはつまり老人問題の解決へのヒントとなるのだとことも頷けます。 ただ、今の介護の現場をみていると頭は明晰のまま体の自由が効かずに苦しんだり病苦に悶えるよりは、痛みすら感じない完全に痴呆となったほうが本人としては幸せなのではないかとすら、4人の親を見送った者としては思ってしまいます。 早期退職をした身としては衝撃の大作でした。流行りのFIREを考えている人は読んでみた方がいいかもよ〜
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老いを真正面から捉えていて、圧倒される。トルストイ、ユーゴーらの晩年に驚く。谷崎潤一郎や楢山節考、アイヌも出てきていた(上巻)。老いが怖いものとして読んでいた。読んでいるとどんどん恐怖になってくる。何故か最後はどんな老いが自分に待っているのか、やってくるのかと楽しみになってくる。
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100分で名著であげられ、上野千鶴子が解説をしていた本である。データに基づいて説明していることにはおどろかされた。しかし、楢山節考を日本の例として取り上げているのはいいのだが未開社会に入れているのはおかしい。貧困と老い、の中に入れるべきであるが、フランスの例で精いっぱいで日本のこ...
100分で名著であげられ、上野千鶴子が解説をしていた本である。データに基づいて説明していることにはおどろかされた。しかし、楢山節考を日本の例として取り上げているのはいいのだが未開社会に入れているのはおかしい。貧困と老い、の中に入れるべきであるが、フランスの例で精いっぱいで日本のことはあまりかんがえられなかったのかもしれない。さらにアイヌ部落の記録の例で、老女が檻に入れられて糞尿にまみれていることもあげられている。これは、統合失調症の老女の例と思われるが、その精神疾患と貧困についての考慮が行われていない。 フランスでの例を考えるためにはいいと思われるが、それをそのまま日本に対応させて論文で持ってくるのは無理かもしれない。(上)の話である。
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