様々な立場に置かれている決して悪人とは言えない普通の男や女を主人公として、その鬱屈した心理や心の葛藤がリアルに描かれた短編小説集である。各編とも、人間誰しもの心に巣くう悪性が顔を覗かせる暗く陰鬱な物語展開の中で、主人公たちの沈んだ心情に追い打ちをかけるように冷たい雨がその両肩を濡らす。最終話の結末に、ようやく明るい未来への兆しが見える。

fugyogyo

2024/09/03

短編集最後の作品が良かった。シングルマザーとして生きることを決め、誰にも頼らず、甘える事も下手な主人公が、自分って馬鹿だなぁ〜って気付くところが良かった。

Posted by ブクログ

2024/02/12

カープがリーグ優勝したね次は日本一じゃっ！ってな事で、窪美澄の『雨のなまえ』雨のなまえ記録的短時間大雨情報雷放電ゆきひらあたたかい雨の降水過程の短編集。それぞれ雨にまつわる虚無感、エロス、幻想、彷徨い、想い出、囚われ、我が儘、嫉妬、蔑み……。 ⁡ ⁡⁡ ...

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カープがリーグ優勝したね次は日本一じゃっ！ってな事で、窪美澄の『雨のなまえ』雨のなまえ記録的短時間大雨情報雷放電ゆきひらあたたかい雨の降水過程の短編集。それぞれ雨にまつわる虚無感、エロス、幻想、彷徨い、想い出、囚われ、我が儘、嫉妬、蔑み……。 ⁡ ⁡⁡ ⁡等々、雨が流し去ってもくれない様な、人間の不条理と言うか泥深い心理を描いてる様な感じかなw 2017年37冊目

Posted by ブクログ

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