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これは小説ではない フィクションの楽しみ
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これは小説ではない フィクションの楽しみ

デイヴィッド・マークソン(著者), 木原善彦(訳者)

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これは小説ではない フィクションの楽しみ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2013/09/27
JAN 9784891769864

これは小説ではない

¥3,080

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2021/04/17

邦訳は順番が前後しているが、『ウィトゲンシュタインの愛人』の次作にあたる作品。古今東西の有名作家たちの毀誉褒貶と死にまつわるトリビアや引用を並べていくのは前作と同じ手法だが、作中作者に関する設定やストーリーは特にない(最後に抱えている事情がひとつ明らかにはなるが)。 今作は作品外...

邦訳は順番が前後しているが、『ウィトゲンシュタインの愛人』の次作にあたる作品。古今東西の有名作家たちの毀誉褒貶と死にまつわるトリビアや引用を並べていくのは前作と同じ手法だが、作中作者に関する設定やストーリーは特にない(最後に抱えている事情がひとつ明らかにはなるが)。 今作は作品外に広がる〈作者というキャラクター〉を集合させたクロスオーバーのような印象で、作家同士の交友や絶縁関係などが話題になるせいか前作に比べとても賑やか。実名で書かれたパーティー小説っぽくもあり、でてくる作家たちにもモダニストが多いのでそういう狙いなのだろう。 おびただしい引用のあいまには〈作者〉による作者論めいた問いが挟まれるのだが、『ウィトゲンシュタインの愛人』と比べてしまうとこのメタフィクション構造はあまり新鮮味がない。そもそもタイトルからウリポっぽすぎる。ネタ元がもっと時代的にもポジション的にも卑近な作家やアーティスト(せめてアンディ・ウォーホルくらいの)だったらまた違う印象だったかもしれないけど、実験小説としては既視感があると思ってしまった。

Posted by ブクログ

2014/11/23

マークソン「これは小説ではない」http://www.suiseisha.net/blog/?p=2797 読んだ。何だこれ!小説家や芸術家に絡む雑学と引用と死因が延々と列挙され、そこに少量の思考や「作者」(括弧付き)の状態が差し込まれる。たまに前後の情報がリンクすると断片が意...

マークソン「これは小説ではない」http://www.suiseisha.net/blog/?p=2797 読んだ。何だこれ!小説家や芸術家に絡む雑学と引用と死因が延々と列挙され、そこに少量の思考や「作者」(括弧付き)の状態が差し込まれる。たまに前後の情報がリンクすると断片が意味が持つ(ように思える)(つづく 雑学集としてもおもしろいし、もし自分が博識なら全ての関係が(あるとしてそれを)読み解けるのに、という解明欲が出てくる。たしかに小説らしくは全然ないけど、不治の病床の作者が死を受け入れるために書き連ねた、という設定の小説とも捉えることができる。こういうのを思いつくのがすごい(おわり

Posted by ブクログ

2014/08/09

ズシンと胸に迫る、ちょっと珍しい形式で書かれた「小説」。『これは小説ではない』:Book News|ブックニュース http://www.n11books.com/archives/34395979.html

Posted by ブクログ

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