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図南の翼 十二国記 新潮文庫
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図南の翼 十二国記 新潮文庫

小野不由美(著者)

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図南の翼 十二国記 新潮文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/09/30
JAN 9784101240596

図南の翼

¥781

商品レビュー

4.6

300件のお客様レビュー

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2025/02/04

珠晶の聡明さが痛快で小気味良かった。 初登場で強烈なインパクトがあった彼女だが、今ではその当時は辛辣に思えた言葉の全てに納得が行く。

Posted by ブクログ

2025/01/27

【きっかけ】 パパがインフルになったと思いきや私もインフルに(涙)。 思わぬ休暇を頂いたので、これぞとばかりに十二国記を読み進める。 【感想】 珠晶〜〜〜〜!!!最高か〜〜〜〜!!! 恭国、先王が斃れて27年、未だ誰も登極する様子を見せず。 そんな中、「誰も王様にならないなら、...

【きっかけ】 パパがインフルになったと思いきや私もインフルに(涙)。 思わぬ休暇を頂いたので、これぞとばかりに十二国記を読み進める。 【感想】 珠晶〜〜〜〜!!!最高か〜〜〜〜!!! 恭国、先王が斃れて27年、未だ誰も登極する様子を見せず。 そんな中、「誰も王様にならないなら、あたしが蓬山に行って王様になる」と旅を決行する少女、強くてかっこいい。 こういうお話を待っていた!! 大金持ちの娘って、世間知らずの嫌われ者、愚か者っていうキャラで描かれがちだけど、彼女は違う。 何でも手に入る環境を「寝覚めが悪い」と言う珠晶、激推せる。 幼いところはあろうとも、頭が冴えているし、かなりの強運の持ち主。 頑丘という男とたまたま泊まった宿屋で居合わせて、その場で雇い、黄海を渡り、利広という謎の多い、しかし戦術に長けた者を仲間に入れ…。 幼さを自覚しながらも、運を味方について旅を全うする彼女にワクワクが止まらなかった。 犬狼真君(黄海の神様)に会って、そいつの名前が「更夜」で…思わぬキャラクターの登場に、心臓が跳ねた。お前かああああああ!!!! また3巻を読み直したいよ…。 利広の正体も、あの奏国の王を担う1人だったなんて…。 私は安直に麒麟だと思ってたよ(笑)。 最後、本当に麒麟に選ばれたサクセスストーリー、供給をありがとうという気持ち! 【心に残った言葉】 ◉“「王朝の存続のために、国土の安寧のために、王は血を流すことを命じる。たとえ王自身が命じなくても、臣下が王のためにそれを行なえば、流血の責は王にかかる。いかなる意味においても、無血の王座はあり得ない」…(略)…「自己のために他の血が流される。ーそれが玉座というものだ」” ◉“「そんなの、あたしばっかり大丈夫なんじゃ、寝覚めが悪いからに決まってるじゃない」…(略)…「国が豊かになって、安全で、みんなが絹の着物を着て、美味しいものをお腹いっぱい食べてたら、あたし着替えたり御飯を食べたりするたびに、嫌な思いをせずに済むのよ。心おきなく贅沢のし放題よ」” ◉“「ーだったら、あたしが生まれたときに、どうして来ないの、大莫迦者っ!」” (神獣である麒麟に対して言っちゃうところ、推せるううううううう〜!!) 【あらすじ】 この国の王になるのは、あたし! 恭国は先王が斃れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔までも徘徊(はいかい)していた。首都連檣に住む少女珠晶は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしと教育を与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂えた珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山を目指す」と──12歳の少女は、神獣麒麟によって、王として選ばれるのか。 (Amazonより)

Posted by ブクログ

2025/01/25

ー私は私のせいで誰にも傷ついて欲しくないの。 恭国、供王即位の物語。 20年以上王座を空けて、傾きかけた恭国には妖魔が溢れかえり、隣国の柳から吹き流れる寒流も、時を経て厳しくなる。 恭国の商人の娘として生まれ育った珠晶は、金持ちの子供で癇癪持ちだと、遠巻きに見られ、友人知人も...

ー私は私のせいで誰にも傷ついて欲しくないの。 恭国、供王即位の物語。 20年以上王座を空けて、傾きかけた恭国には妖魔が溢れかえり、隣国の柳から吹き流れる寒流も、時を経て厳しくなる。 恭国の商人の娘として生まれ育った珠晶は、金持ちの子供で癇癪持ちだと、遠巻きに見られ、友人知人も多くなかった。そんな彼女が、春分に昇山し、供麒に頭を垂れさせる。 すべてが当然? そんなわけはない。彼女は彼女で苦悩や苦難の連続だった。一番許せないのが自分のせいで誰かが苦しむこと、傷つくことだった。当たり前に時間を溶かしていた頃は、誰にも興味がなかった。私の贅沢をやめれば貧困が減るのかと、屁理屈をごねることだってあった。そのくせ、誰ひとり守ることも助けることも叶わない。なんて不甲斐ない。そんな自分を受け入れた彼女は、恭の民が苦しまない治世を目指して、登極するのであった。 「風の万里黎明の空」を読み終わって、祥瓊に意地悪なことをした珠晶だが、彼女なりの意地や曲げられない想いがあったことは、読者なら気づいたはずだが、『図南の翼』を読めば、より一層、珠晶が好きになるだろう。 ところで、祥瓊が出会った珠晶と楽俊は対極な存在であるけど、双方にはなんだか共通の思案があるように見えてならない。陽子にも、鈴にも、祥瓊にも足りなかったもの。 「あやまちを許す心」。そんな気がした。

Posted by ブクログ

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