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けがれなき酒のへど 幻冬舎文庫
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けがれなき酒のへど 幻冬舎文庫

西村賢太(著者)

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けがれなき酒のへど 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2013/09/26
JAN 9784344420816

けがれなき酒のへど

¥660

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2021/11/22

今年160冊目。フォロワーさんのお勧めで読みました。中卒にコンプレックスを抱き、恋人が欲しいと思いながら纏まったお金が入ると満たされない欲を風俗で解消し、酒に溺れる。同棲までした女性もいたのに、貫多の暴言や癇癪に耐えられずに彼女は彼の元を去ってしまう……。主人公として書かれている...

今年160冊目。フォロワーさんのお勧めで読みました。中卒にコンプレックスを抱き、恋人が欲しいと思いながら纏まったお金が入ると満たされない欲を風俗で解消し、酒に溺れる。同棲までした女性もいたのに、貫多の暴言や癇癪に耐えられずに彼女は彼の元を去ってしまう……。主人公として書かれている貫多のひねくれた性格描写が凄い。気に入った風俗嬢に入れ上げて、最後は大金を騙し取られるというよくある悲惨な話も読んでいると面白い。師として崇敬している藤澤淸造の作品も少し気になる。

Posted by ブクログ

2021/01/21

西村賢太作品の吐く中毒性にやられて『どうで死ぬ身の一踊り』に続いて手にした一冊。いやもうこの人はぶれない。まったくぶれない。最低最悪の男だけれど、繊細でフラジャイル。もうどこまでもこの路線で行って欲しい。この芸風が好きな人はとことん好き、嫌いな人はとことん嫌い。それでいいじゃない...

西村賢太作品の吐く中毒性にやられて『どうで死ぬ身の一踊り』に続いて手にした一冊。いやもうこの人はぶれない。まったくぶれない。最低最悪の男だけれど、繊細でフラジャイル。もうどこまでもこの路線で行って欲しい。この芸風が好きな人はとことん好き、嫌いな人はとことん嫌い。それでいいじゃないか、と思える作家。 次なるワタシの課題は、西村賢太が惚れ込んで自らその歿後弟子を名乗る、藤澤清造の作品を読むことかな。

Posted by ブクログ

2013/10/18

退廃的でも諦め切っている訳でもないだろうが、冷静に自らを客体として模写できる割りに、素行は堕落し全く建設的では無い一時の感情的行動に走りながらも、一つ事への集中力を欠かず、少しずつ積み重ねる人生。クールな格好良さを感じる。

Posted by ブクログ

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