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ゼツメツ少年
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ゼツメツ少年

重松清(著者)

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ゼツメツ少年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2013/09/20
JAN 9784104075126

ゼツメツ少年

¥1,760

商品レビュー

3.6

94件のお客様レビュー

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2024/07/27

「テーチス海の岸辺」 集まった子供たちは。 少しでも場の雰囲気をと親が頑張っているのだろうが、この企画に関しては空気を読まずとも黙っているべきだろう。 「イエデクジラ」 ゼツメツしないため。 計画的なようで無計画な旅の始まりではあるが、二人がしっかりしていれば隊長は無事任務遂行...

「テーチス海の岸辺」 集まった子供たちは。 少しでも場の雰囲気をと親が頑張っているのだろうが、この企画に関しては空気を読まずとも黙っているべきだろう。 「イエデクジラ」 ゼツメツしないため。 計画的なようで無計画な旅の始まりではあるが、二人がしっかりしていれば隊長は無事任務遂行できるのではないか。 「エミさんとツカモトさん」 お墓参りに来た二人。 本心から思っていることであったとしても、それを言葉にして攻撃するような口調で言うのは見下してるからだろう。 「捨て子サウルス」 比べられた兄弟とは。 ここまで「いい子」を演じ続けるために利用されていたら、自分自身に対して卑下になるのも仕方のないことだろう。 「ナイフとレモン」 逃げた先でも出会う。 見つけることさえ出来たら格好の獲物が歩いていたら、少しでも悪い事を考える人たちからすると簡単な捕獲だろう。 「テーチス海の水平線」 帰らない一人の存在。 自殺を考えるほど追い込まれた状態の人間を簡単に説得は出来ないうえ、子供だけで解決するには難題だったろうな。

Posted by ブクログ

2023/09/21

構造が、少し難しくかったけれど、不思議で、切なくて、悲しくて、けど感動した。予想していたよりずっとお話が重い。 大切なのは想像力だと繰り返し書かれてあるが、想像をしても実際の現実は変わらない辛さを感じた。反面、子どもたちはなくなったけれど、救われていているはずだ、そうであってほし...

構造が、少し難しくかったけれど、不思議で、切なくて、悲しくて、けど感動した。予想していたよりずっとお話が重い。 大切なのは想像力だと繰り返し書かれてあるが、想像をしても実際の現実は変わらない辛さを感じた。反面、子どもたちはなくなったけれど、救われていているはずだ、そうであってほしいと自由に豊かに考えることで自分も救われる部分もあるのだなと思った。 「なんか、すごくつまんない決め方してない?ふつうとか、ヘンとか、おかしいとか、すごいとか、バカみたい」 っていうところが印象的だった。自分から見てそう感じても、やはりそれは自分の中の尺度であり、それを相手に押し付けてしまうと相手が自分としていられなくなるのかなと思い、自分の言動に気をつけたいと思った。良いか悪いかではなく、そのような面があることを忘れずにいたい。 「いつでもいいから、何でも話しなさい」 話す場を自分も用意しがちだが、そうではなくていつでもいいよと相手にも余裕を持たせてあげることが必要だなとはっとした。 生きているということが1番大事でも、それは実感を伴わない。それよりも、自分の夢や希望や誇りを感じやすい。だからそれが踏みにじられることは耐えられないし、辛い。だけど、自分のことを信じること、少しだけでも自分の明日を信じられることが想像で、それが大事なんだと分かった。 これまで自分も色々と辛いことを感じてきたが、これを持ち続けられて良かった、幸せだと感じられた。

Posted by ブクログ

2023/07/06

苛めや家庭の問題から居場所を失くし、ゼツメツを恐れて現実逃避のため家出をしたタケシ、リュウ、ジュンの3人の小、中学生。タケシが小説家のセンセイに手紙を送り、それをもとに書かれた物語の世界と現実が交錯していく。最初に海に入ったクジラの祖先であるとか恐竜の化石の話などロマンを感じさせ...

苛めや家庭の問題から居場所を失くし、ゼツメツを恐れて現実逃避のため家出をしたタケシ、リュウ、ジュンの3人の小、中学生。タケシが小説家のセンセイに手紙を送り、それをもとに書かれた物語の世界と現実が交錯していく。最初に海に入ったクジラの祖先であるとか恐竜の化石の話などロマンを感じさせられたが、ファンタジー性もありながら究極的には絶望と死が結末にあり重苦しい話だった。そんな中にも「想像力とは希望で信じること」と前向きな言葉も伺える。最後に美由紀とセンセイの関係、話の構成が物語の中の物語でありごちゃっとした。

Posted by ブクログ

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