商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2013/09/13 |
JAN | 9784062776509 |
- 書籍
- 文庫
竜が最後に帰る場所
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竜が最後に帰る場所
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商品レビュー
3.8
75件のお客様レビュー
遠い、遠い昔、私たちの祖先はそこからやってきた。そして私たちは今、そこに戻る最中。そこはあまりにも遠く、一匹の寿命では到底辿り着けない。だから何世代もかけて、私たちはその土地を目指している。私たちは、私たちの血が求めるままに、風の中にそこへの道を見つけ出す。百の島を超えて、千の島...
遠い、遠い昔、私たちの祖先はそこからやってきた。そして私たちは今、そこに戻る最中。そこはあまりにも遠く、一匹の寿命では到底辿り着けない。だから何世代もかけて、私たちはその土地を目指している。私たちは、私たちの血が求めるままに、風の中にそこへの道を見つけ出す。百の島を超えて、千の島を超えて、その土地を目指す。一匹では無理でも、遠い子孫がいつかそこに辿り着くために。
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相変わらず唯一無二の世界に連れて行ってくれる話ばかりです。ただ、この本の話は自分にはどれもそこまでささらなかったかも…『夜行の冬』が私は好きでした。
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タイトルに惹かれて読んだ。 最初の話、何…?としか思えなくて読むのやめようかと思ったけど「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」が面白かった。 鸚鵡幻想曲、アサノは使命感で「解放」してるんだろうけど、意思ある相手に対して無機物としか思ってなさそうで怖い。独りよがりのアサノが気付いてないだけで...
タイトルに惹かれて読んだ。 最初の話、何…?としか思えなくて読むのやめようかと思ったけど「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」が面白かった。 鸚鵡幻想曲、アサノは使命感で「解放」してるんだろうけど、意思ある相手に対して無機物としか思ってなさそうで怖い。独りよがりのアサノが気付いてないだけで宏のようなパターンは今までもあったんじゃないだろうか。 あそこでアサノを始末しておけば良かったのに…とか思ってしまった。最後の出会い方が鸚鵡の誘導によるものとはいえ、ひまわり畑の背景もあってなんだか神秘的だった。 「ゴロンド」って本のタイトルじゃないんだ…最初の爬虫類の誕生みたいな描写でヤモリとかかと思ってた。そういえば伝説上の竜の姿ってどうやって伝わってきたんだろう。こういう風に産まれてたのかな、本当にいたかもしれない、と思えてくるような詳しい描写が好き。 竜が最後に帰る場所を明確にどんなところなのか描写しないで、そこへ仲間と共に向かうという最後が、旅はまだ続いていくんだという期待感に満ちていて良かった。
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