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原爆投下とアメリカ人の核認識 通常兵器から「核」兵器へ
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原爆投下とアメリカ人の核認識 通常兵器から「核」兵器へ

マイケル・D.ゴーディン【著】, 林義勝, 藤田怜史, 武井望【訳】

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原爆投下とアメリカ人の核認識 通常兵器から「核」兵器へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 彩流社
発売年月日 2013/09/11
JAN 9784779119262

原爆投下とアメリカ人の核認識

¥3,520

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2018/05/20

核戦略とは、1945年8月下旬に、何もないところから生み出された分野である。核戦争の計画立案につぎこまれた膨大な物的・人的・知的資源を考慮すれば、関連する基本的な概念の大部分が、降伏後の最初の1年間で2人の人間、バーナード・ブローディとウィリアム・リスカム・ボーデンによって構想さ...

核戦略とは、1945年8月下旬に、何もないところから生み出された分野である。核戦争の計画立案につぎこまれた膨大な物的・人的・知的資源を考慮すれば、関連する基本的な概念の大部分が、降伏後の最初の1年間で2人の人間、バーナード・ブローディとウィリアム・リスカム・ボーデンによって構想されたことは驚くべきである。前者は、核戦争勃発を防ぐための抑止を強調した。後者は、核戦争が起こりうる(そして実際に起こるであろう)こと、かつ十分な準備によって勝利し得ることを強調した。時を経て、これらの原則はそれぞれ、相互確証破壊(MAD)や「柔軟反応」戦略へと進化し、弁証法的な相互連関の中で以降発展し続けている。しかし、以下の点に留意することが決定的に重要となる。すなわち、そもそも双方の戦略とも、ヒロシマ、ナガサキ、そして降伏の経験、人々が核戦争について知った、あるいはこれまでに知ったすべての出来事、に基づいて構想されている点、また双方とも、原子爆弾は他の兵器とは質的に異なり、本質的に「特別」だというイメージを持っている、という点である。双方の分岐の根底には、そうした意見の一致が見られるのである。

Posted by ブクログ

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