商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2013/09/06 |
JAN | 9784022617583 |
- 書籍
- 文庫
忘れられない一冊
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
忘れられない一冊
¥572
在庫なし
商品レビュー
2.6
10件のお客様レビュー
このエッセイは、凄い。たいていは、おすすめの本の単なる紹介。でも、忘れられないの一言のおかげで、思い出の一コマが差し出され、推薦本とならず面白い。いやぁ参りました。
Posted by
各界の著名人82人の“良くも悪くも”「忘れられない一冊」のエピソードをまとめた本。表紙とタイトルだけで読み始めてしまったので、期待値を高くしすぎてしまった。各人のベスト1ともいえる本を知れると思っていたので、読んでもいない本を紹介されたのは拍子抜けだった。また各エピソードごとに本...
各界の著名人82人の“良くも悪くも”「忘れられない一冊」のエピソードをまとめた本。表紙とタイトルだけで読み始めてしまったので、期待値を高くしすぎてしまった。各人のベスト1ともいえる本を知れると思っていたので、読んでもいない本を紹介されたのは拍子抜けだった。また各エピソードごとに本のタイトルと著者を冒頭に示してくれていたら親切だったように思う。辻村深月、中村文則、三浦しをんのエピソードは純粋に楽しめた。
Posted by
誰にでも思い出の1冊となる本があるのだろう。私にもある。 それは中学校の通学途中にあった、街の小さな本屋さんで出会った。 あの頃、夢中で読んでいたのはミステリーやサスペンスだった。 学校帰り、いつものように文庫の棚を眺めていたら、突然、ある タイトルが目に飛び込んで来た...
誰にでも思い出の1冊となる本があるのだろう。私にもある。 それは中学校の通学途中にあった、街の小さな本屋さんで出会った。 あの頃、夢中で読んでいたのはミステリーやサスペンスだった。 学校帰り、いつものように文庫の棚を眺めていたら、突然、ある タイトルが目に飛び込んで来た。 『敗れざる者たち』。現在も版を重ねている沢木耕太郎の作品である。 だが、当時はタイトルの意味さえ分からなかった。それでも手にして いた漫画雑誌を平台に戻し、タイトルに惹かれた文庫を購入した。 それまで読んでいた小説とは違う、ノンフィクションとの衝撃的な 出会いだった。思い返せば私のノンフィクション志向はこの作品が きっかけだったのかもしれない。 作家、タレント、評論家、画家、映画監督。各界の著名人もそれぞれ が「忘れられない一冊」を持っている。そんな本にまつわるエッセイ を集めたのが本書だ。週刊誌の連載記事だったが、こうして1冊に まとめると、それぞれの思い出も十人十色で面白い。 伴侶となる人との間を繋いだ本もあれば、亡き父を思い出すよすが となる本もあり、どうしても読めないが本棚の片隅に鎮座している 本もある。若かりし日の恋人との苦い別れの時期を思い出させる 本の思い出なんて、ほろ苦いね。 ひとりにつき、ほぼ見開き2ページの短いエッセイなので、自分が 興味のある著名人だけを拾い読みするのも可能。 そして、こういう本にまつわるエッセイを読むと登場する作品に 興味がわき、読みたい本リストが増えるという罠にかかるのだ。
Posted by