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銀座ナイルレストラン物語 小学館文庫
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銀座ナイルレストラン物語 小学館文庫

水野仁輔【著】

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銀座ナイルレストラン物語 小学館文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2013/09/06
JAN 9784094088571

銀座ナイルレストラン物語

¥607

商品レビュー

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2022/07/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

ついに見つけた。 インド本。 超有名店だが自分はまだ行ってなくて、 7月9日(土)に体験する為に銀座に行ってきた。 一言で『歴史』を感じる店の雰囲気とお客さんが オシャレな人が多かった。 カレーの注文は本書で説明しているが、有無を言わさず 聴いてくるのが、『みんな、ムルギランチね。』 『混ぜて食べてね』、『全部混ぜて食べると美味しい』 そんな店員からの説明も本書のとおりだった。 早速、本書の面白いところを紹介しよう。 初代ナイルレストラン創業者、A・Mナイルは 昭和7年、京都帝国大学卒業した。 翌年、国賓として旧満州国の大学の教官をやりながら、 インド独立運動を行っていた。 その時に、妻『由久子』と知り合いナイルが一目惚れ。 無事、結婚した時、ナイル33歳、由久子19歳。 そして、太平洋戦争が終結した時、一面焼け野原の東銀座ちっちゃな汚い小屋でナイルレストランは創業した。 その時に力を発揮したのは、母、由久子。 満州時代に近所のインド人から教えてもらった、カレーの作り方を覚えていて、それが初期のメニューになる。 その時にできたのが、ムルギランチ。 ナイルレストラン創業時は母のお陰で軌道にのった。 その後、3年できっぱりお店から身をひいたのも凄い。 そして、2代目G・Mナイルの時代が来る。 本人曰く。 『ボクは天才。オヤジが料理できないから、スタッフの作り方を観よう見真似で全てのレシピを覚えた』 『大阪万博の時、全てのインド料理のレシピを覚えた』 さらに、 『ボクは、お店が大好き、そして、お客さんとの会話も得意だし、いろんな人脈を使った』 初めての事が多い、ナイルレストラン。 その中でもインド人コックを雇うというのは、他の店ではやってなくて、就労ビザを取るのに1年かかる。 それでも、やり切った。 お店が無くなるのではないかとの危機も経験した。 1997年、ナイルレストラン東銀座本店が火事になった。 その時のナイルのドタバタの様子が描かれている。 落ち込んでばかりではない。 すぐ行動に移した。 弁護士、税理士、保険会社、建築会社がすぐ揃った。 全焼ではない。1階部分は一部焼けたが残り、2階は全焼。賃貸の権利を守るため、建て替えを 決意する。 復活劇が凄い。 なんと、2年後に土地所有者が破産して、国の所有へ。 そして、競売にかけられる。 その復活劇はこの本一番の見せ場なので、 読んでのお楽しみにしましょう。 後は、2代目の時代の全盛期。 特に芸能関係者との活動がすごい。 そして、常連さんに感謝を込めて、 花火大会を千葉の別荘に招待して、仮装大会とか 豪華な料理で皆を楽しませた。 その料金は皆、ナイルのポケットマネー。 毎年、1千万とか。 最後に、門外不出のレシピについて。 ムルギランチは2代目、3代目、そしてコックが レシピについて知っている。 コックは辞める時はインドに帰る時なので、 日本に広まることはないという。 これからも、お店継続100周年を目標に、現在3代目の ナイル善巳が店を引き継いでいる。

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2017/03/14

銀座の老舗レストラン「ナイルレストラン」の初代から現在までの物語。 初代は意外にも「インド独立運動の闘士」。 知らなかった。 大躍進を遂げた二代目の物語もおもしろい。 「超自信家」の二代目だが、やはり努力の人である。 実はいまだに食べたことがないのだが、機会があれば行ってみ...

銀座の老舗レストラン「ナイルレストラン」の初代から現在までの物語。 初代は意外にも「インド独立運動の闘士」。 知らなかった。 大躍進を遂げた二代目の物語もおもしろい。 「超自信家」の二代目だが、やはり努力の人である。 実はいまだに食べたことがないのだが、機会があれば行ってみたい。

Posted by ブクログ

2013/11/18

 店前には何度も行くも一度も入ったことのない、超有名店の歴史ドキュメンタリー。知らないことばっかで興味衰えず読み切り。濃いキャラのオーナー一族と、多くのシンパが集う古き良き時代の風景~現在に至るまでを丁寧に記述。  ほんとに今度こそ食してみたい、と誓う日。レストラン繁盛記としては...

 店前には何度も行くも一度も入ったことのない、超有名店の歴史ドキュメンタリー。知らないことばっかで興味衰えず読み切り。濃いキャラのオーナー一族と、多くのシンパが集う古き良き時代の風景~現在に至るまでを丁寧に記述。  ほんとに今度こそ食してみたい、と誓う日。レストラン繁盛記としてはちょっと異色(個人的話題中心で、教科書的コメントは少ない?)。

Posted by ブクログ

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