商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2013/08/29 |
| JAN | 9784101175300 |
- 書籍
- 文庫
田辺聖子の古典まんだら(下)
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田辺聖子の古典まんだら(下)
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
下巻では平安~江戸時代までの名作を田辺流エッセンスとユーモア溢れる語り口で、古典の名作達の魅力を惜しみ無く熱く語ってくれる。 古典という平安王朝の料理を田辺流家庭料理に咀嚼しやすく「おもてなし」してくれる。 「難しく考えんと、この古典を召し上がれ! どや、面白いやろ」てな感じで。...
下巻では平安~江戸時代までの名作を田辺流エッセンスとユーモア溢れる語り口で、古典の名作達の魅力を惜しみ無く熱く語ってくれる。 古典という平安王朝の料理を田辺流家庭料理に咀嚼しやすく「おもてなし」してくれる。 「難しく考えんと、この古典を召し上がれ! どや、面白いやろ」てな感じで。(*´∀`)♪ 『平家物語』『方丈記』『東海道中膝栗毛』など興味深い作品はたくさんあったが、特に心に残ったのが吉田兼好の『徒然草』と『とはずがたり』だ。 『徒然草』 自分の女性の好みを「髪が長い方がいい、手足や肌が清らかなのがいい」とか全然煩悩捨てきれてないじゃん! 「出家して悟りを開いたはずの兼好法師が、実は誰よりも世間に未練たらたらで、毒舌を吐きまくっている。その『どの口が言うのか』とツッコミたくなるような人間臭さが滑稽で面白くもあり『徒然草』の魅力なのかなと感じた。 『とはずがたり』 今で言うと文春砲のような暴露本だ。 14歳で後深草院に出仕させられた二条の 『問わず語り』。 当時の宮廷トップ(後深草院、亀山院、高名な僧侶)との実名入り愛憎スキャンダル!関係者達は戦々恐々としたであろう「ヤバさ」。当時発売されていればベストセラー間違いなし、「史実は小説より奇なり」、明治時代まで数百年禁書扱いされていたのも頷けるトップシークレットだ。 女が黙っているのが美徳とされた時代に二条の「私は一生懸命生きた」という心の叫び、誰に問われたわけでもないけど、語らずにはいられない強烈なメッセージが今の時代の私たちの心に響く。 古典ビギナーの私でも充分楽しめ、田辺聖子さんの言葉の魔法にかかれば、気付けば古典の敷居が少し低くなったように感じられるから不思議だ。 最後に「どや、古典って意外と面白いやろ!」どや顔でいわれそうだ。 「旅の恥はかき捨てつつも膝栗毛」 これからも気楽に楽しみながら古典の世界の旅をしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下巻は、「平家物語」から「江戸文学」までの古典文学ナビのような本だが、その本の概略を説明した後、ポイントとなる箇所を田辺聖子流に面白おかしく解釈しているのが、滅茶苦茶に面白い。やはり一流作家の表現力は、一般の古典解釈と一味違う面白さがあります。 面白かったのは「とはずがたり」と「徒然草」。 「とはずがたり」 後深草院に仕えた「二条」という女性が、晩年になって14歳~49歳までの人生を振り返った日記文学なのですが、皇族・貴族・高僧といった身分の高い男性との恋愛(肉体?)関係を赤裸々に描がいており、内容がショッキングだったので門外不出扱いになっていたようで、昭和15年に宮内省図書寮で発見されるまで、その存在は知られてなかったようです。 今なら「週刊文春」か「女性セブン」に「私の男性遍歴」として掲載されれば、連日報道されるようなスキャンダラスな内容なのには驚きです。 時代は鎌倉時代の中期なのですが、京都の上流階級では、源氏物語さながらの恋愛模様が繰り広げられており、本人たちも自分たちの行為を、源氏物語に譬えているのには驚きです。著者の「二条」はこれほど多くの男性を魅了したのは、美貌とか知性というより、魔性の女だったのでしょうか? 「徒然草」 若かりし頃、高校の古文の教科書で読んで、こんなにつまらないものが・・・と思っていましたが、田辺聖子流に解釈されると、面白おかしく、こんな授業だったらもっと真面目に勉強しただろうなと思います。 特に女性に関しての記載では、世捨て人とは思えない「男の目」としての女性観が出てきたり、反対に女性蔑視の記述も書きたい放題です。 「どんな女でも明け暮れ見ていたら、つまらなくなる。女にとっても中途半端だろう。時々通って泊まるというのが、仲が長続きするだろう」 とどめは、「女というものはひがむものだ。我執が強い。強欲のうえ、理非曲解のわきまえがないし・・・(略)・・・聞かれもしないことをペラペラしゃべってしまう。素直でなく、愚かなのが女である・・・(略)・・・恋という迷妄に囚われている時だけは、女も優美で、価値があるように思える」 さすがに田辺聖子もこの記述には頭にきたのか、「この言葉をそのまま男に返してやりたいような気がします」と・・・。
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平家物語、激アツだった。 下は時代が進んで、平民の話も多くてあまり期待してなかったけど、最後の方の江戸文学も意外と面白かった! 俳句、川柳も面白いなと思った。 とはいえ、平家物語、とわずがたり、宇治拾遺物語はすごい。 けど、やはり平安時代の和歌が最高。
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