こんなにも優しい世界の終わりかた

市川拓司(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2013/08/24
• JAN: 9784093863513

商品レビュー

2025/02/18

本当に世界が終わるとなったら優しくなれるのか。コロナの時はやりたい事ができない不自由から、やらない自分を後悔したけど、何年も経ってないのにもう忘れてる。妻や恋人を泣かせ後悔した人も、元の世界になったらきっとまた同じと思う歪んだ私。主人公のテンポも、色白の魅力的な少女も、瑞木の喋り方もお伽話の様なの。でもその中にハッとさせられる言葉がちらほらして響く。今現在、戦争で日常もままならない人がいる事を思うと、こんな優しい世界は今もこれからも必要なんだ。まずは自分が小さな事から優しく。イライラしやすい私の死ぬまでの修養。

2024/09/04

美しくて、綺麗で、神秘的。世界の終わりだけ聞くと恐ろしく感じていたけど、こんなにも優しい終わり方なら良いなあと。

2024/08/23

静かで色のない物語だった。
物静かで悲しいけど、残酷で悲惨な世界の終わりよりも、こんな風に時が止まったように終わればいいなと思う。
私だったら逃げるよりも、家族とみんな一緒に寄り添い合った状態で終わりたい。