ランボオ詩集 岩波文庫

ランボオ(著者), 中原中也(訳者)

• 販売会社／発売会社: 岩波書店
• 発売年月日: 2013/08/22
• JAN: 9784003109724

商品レビュー

2025/04/29

【制作日】： 1869年～1875年

◆Wikipedia / アルチュール・ランボー 　
～15歳のときから詩を書き始め20歳で詩を放棄する～
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC

◆岩波書店 / 『ランボオ詩集』
～中也は自らの詩人としての嗅覚を頼りにランボオの詩を読み解き，いわば無手勝流に見事な〈中也節〉で訳し上げてみせた～
https://www.iwanami.co.jp/book/b249367.html

cf.
・1854年10月～1891年11月： アルチュール・ランボー
・1902年4月～1983年3月　： 小林秀雄
・1907年4月～1937年10月 ： 中原中也

『ゆきてかへらぬ』　　　【公開日】：2025年2月　/　【視聴日】： 2025年5月
・1860年1月～1904年7月　： アントン・チェーホフ『桜の園』

・青空文庫 / 中原中也訳『幸福』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001296/files/47296_34905.html

　　季節(とき)が流れる、城寨(おしろ)が見える、
　　無疵（むきず）な魂(もの)なぞ何処にあらう？

　　季節(とき)が流れる、城寨(おしろ)が見える、

　　私の手がけた幸福の
　　秘法を誰が脱(のがれ)得よう。

　　ゴオルの鶏(とり)が鳴くたびに、
　　「幸福」こそは万歳だ。

　　もはや何にも希ふまい、
　　私はそいつで一杯だ。

　　身も魂も恍惚(とろ)けては、
　　努力もへちまもあるものか。

　　季節(とき)が流れる、城寨(おしろ)が見える。

　　私が何を言つてるのかつて？
　　言葉なんぞはふつ飛んぢまへだ！

　　季節(とき)が流れる、城寨(おしろ)が見える！
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(原文) Ô saisons, ô châteaux !
→ おお季節よ、おお城よ ⇒ 季節(とき)が流れる、城寨(おしろ)が見える

2023/05/12

目指せ、岩波文庫100冊読破！　1/100冊目。

『幸福』『恥』『永遠』が好き。
中原中也がランボオの詩を訳していたとは知らなかった。
次は、『月の満ち欠け』を読む。