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女の国になったカンボジア ポル・ポト派は何をしたか 講談社文庫
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女の国になったカンボジア ポル・ポト派は何をしたか 講談社文庫

大石芳野(著者)

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女の国になったカンボジア ポル・ポト派は何をしたか 講談社文庫

533

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1984/10/15
JAN 9784061833449

女の国になったカンボジア

¥533

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2013/08/02

(1999.03.17読了)(1993.11.05購入) ☆関連図書(既読) 「あの日、ベトナムに枯葉剤がふった」大石芳野著、くもん出版、1992.11.20 「小さな草に」大石芳野著、朝日新聞社、1997.04.01

Posted by ブクログ

2010/10/18

戦争や内乱のあとの人々を撮り続けるカメラマンが、ポル・ポト政権 崩壊後の1980年にカンボジアを訪れて書き記したルポルタージュである。 忘れがちではあるが、ベトナムと同様、カンボジアもアメリカの阿呆な 介入で多くの不幸を被った国である。 フランス領からの独立を勝ち取り、シアヌ...

戦争や内乱のあとの人々を撮り続けるカメラマンが、ポル・ポト政権 崩壊後の1980年にカンボジアを訪れて書き記したルポルタージュである。 忘れがちではあるが、ベトナムと同様、カンボジアもアメリカの阿呆な 介入で多くの不幸を被った国である。 フランス領からの独立を勝ち取り、シアヌーク国王(当時)のもと、 不完全ではあるものの肥沃な国土で「国」としての姿を作りつつあった。 しかし、お節介焼きのアメリカによって、首相であったロン・ノル将軍の クーデターが起こる。 そして、腐敗したロン・ノル政権に対するポル・ポト率いるクメール・ ルージュの台頭で国内には恐怖政治の嵐が吹き荒れる。 まず弾圧されたのは宗教だ。僧侶であるというだけで殺され、次には 知識階級・富裕階級、医師、教師、看護人と続き、フランス語や英語を 解するというだけの理由で多くの人々が殺害された。 政権崩壊後、クメール・ルージュによる虐殺はでっち上げだという論議が あった。だが、著者は強制移住させられた人、クメール・ルージュの 元幹部等に取材し、その残虐さを見事に書き上げている。 また、ジェノサイドの証拠ともいえる人骨を発掘し、写真に収めてもいる。 老人と子供を残し、多くの男性が殺害された国で、後に残されたのは女性 ばかり。その女性たちが恐怖政治を耐え抜き、再度、人生を立て直そうと している時代の話だ。 秀逸なルポルタージュだが、現在は絶版らしい。残念…。

Posted by ブクログ

2007/05/23

1980年当時、「虐殺なんて嘘だ。ポル・ポト政権にも多少の間違いはあったかもしれないが、それは理想的な社会主義を目指していたからこそだ。その政権を力で崩したベトナムは許せない。」という意見が大多数をしめていたときに、果敢に現地取材を試み、ポル・ポト政権の真実を暴こうとしたルポルタ...

1980年当時、「虐殺なんて嘘だ。ポル・ポト政権にも多少の間違いはあったかもしれないが、それは理想的な社会主義を目指していたからこそだ。その政権を力で崩したベトナムは許せない。」という意見が大多数をしめていたときに、果敢に現地取材を試み、ポル・ポト政権の真実を暴こうとしたルポルタージュ。 本の内容はもちろんのこと、掲載されている写真も痛々しいものが多く、改めて当時の悲惨な状況のことを知ることができました。ポル・ポト派幹部の証言などもあり、まさに迫真の取材です。

Posted by ブクログ

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