商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2013/07/29 |
JAN | 9784101359427 |
- 書籍
- 文庫
どんぐり姉妹
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どんぐり姉妹
¥781
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商品レビュー
3.7
58件のお客様レビュー
よしもとばななの中で一番好きなのがこの本。 どん子さんとぐり子さんの姉妹が人の気持ちに寄り添って寄り添われてそっと生きてる感じがすごく好き。 お姉さんのどん子さんは恋愛の始まるときの「息をしているだけでも楽しい」時期が大好きで、それを何度も何度も繰り返してるちょっと不思議な人な...
よしもとばななの中で一番好きなのがこの本。 どん子さんとぐり子さんの姉妹が人の気持ちに寄り添って寄り添われてそっと生きてる感じがすごく好き。 お姉さんのどん子さんは恋愛の始まるときの「息をしているだけでも楽しい」時期が大好きで、それを何度も何度も繰り返してるちょっと不思議な人なんだけど それを 「私はその思い出を全部持ってお墓に入るのが楽しみなの。老後はこれまでの彼氏をひとりひとり思い出して、ぽわんとして過ごしたいの」 ってまるで宝物のコレクションを眺めるみたいにちょっと俯瞰して見ている感じがすごくよくて、わたしもこの話を読んでから、元気で体が動くうちは楽しいこともうれしいことも悲しいことも嫌なことも、とにかくたくさん体験して覚えていて、老後にそれらを思い出して咀嚼していく生き方をしたいって思っているのよね。 考えることとか感じることって自分の中で完結するからいつどこで何をしていてもできるでしょ。 そういうのを愉しめるような人生を送りたいなって思える大切なお話です。
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- ネタバレ
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久々の吉本ばなな作品。 ゆる〜く時間が流れ、温かな気持ちになれる物語。重い過去にも負けず、というか逆らわず…つまずきながらも少しずつ前進しているどんぐり姉妹がたまらなく愛しくなった。 ツライ経験は人を優しくするんだと思う。私にはまだまだツライ経験が足りない。
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よしもとばなな、文体から登場人物のキャラクターまで全部好き。この本をきっかけにしばらくばななフィーバーになる予感。 ◆辛い時にどう生き過ごすか よしもとばななの本からは「辛い時にどう生き過ごすか」、この選択肢の多さに気付かされることが多々。だまってじーっとやりすごしてあたふたし...
よしもとばなな、文体から登場人物のキャラクターまで全部好き。この本をきっかけにしばらくばななフィーバーになる予感。 ◆辛い時にどう生き過ごすか よしもとばななの本からは「辛い時にどう生き過ごすか」、この選択肢の多さに気付かされることが多々。だまってじーっとやりすごしてあたふたしない。とにかく行動、自傷に近い衝動でもとにかく行動。なんか、人によってやり過ごし方は色々あるなぁと思う。 ◆妹について あと私も妹がいるから、表立って描かれてはいないけど姉の気持ちを想像してしまった。うんうん、こうやって姉って強く?逞しく?ガサツに?なっていくのよねと… 仲良い姉妹はいいね。私も末長く妹と仲良くしよう。 ◆思い出は思い出のままで ぐり子ちゃんの初恋の相手、麦くん(名前もいい)とは、夢の中でこそ会うけれど大人になってから会うことはなく、でも確かに2人の間に愛情はあった。私は綺麗な思い出を引っ掻き回して空っぽにしてしまったり、汚してしまうタイプだったので、すごくいいなと思った
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